セカチューのせいで 大きく脱線してしまった
書きたかったのは 中心が男性にズレたせいで
この世界の男女関係は 男女間のエネルギーは
歪に ゆがめられているかもしれないということ
本当はもしかしたら
私たちはもっと わかりあえるのかもしれない
アダムとイブが 裸のままだったのは
蛇にそそのかされて リンゴを食べるまで
その時代までは とても平和だった
二人の間に 隔てるものは なにもなかった
男と女の間にある 深くて暗い 長い河は
蛇の囁きと リンゴの生贄によって
あえて作られた
気を吸う女性は 女性が世界の中心にいたら
本当は 存在しない 奇形のようなもの
だって 女性が世界の中心にいたら
女性という器には
気を吸わなくても 吸引しなくても
自然とエネルギーが集まるように できているから
それはまるで 引力ではなく 重力のように
ただそこにいるだけで 中心にいるだけで
自動的に 集まって来る存在
気を吸う女性 吸引型の女性は
吸引しなければ 引き寄せようとしなければ
集まって来ないから
長い繰り返しの人生において 誕生した
ヴァンパイアのような 生き物
女性が中心だった時代は
女性が引き寄せる努力などしなくても
女性に自然と 力が集まって来た
だって女性自体が 生命を産み育む
エネルギーの塊なんだもの
自然は女性に味方する
地球はもともと 女性に力が集まるようにできていた
それを磁場で曲げたから 中心にへばりつく男性と
気を吸う女性が生まれた
自然界をみれば メスに必死に求愛するのは
気を引くために あらゆる努力をするのは
オスの方で
メスはメスというだけで なにもしなくていい
美しく羽根を広げ 競い合うのは
オスの孔雀で
ライオンにたてがみがあるのも オスの方
たいていの動物が オスの方が華やかで
オシャレなスタイル
異性を引きつけるために オスよりメスのほうが
オシャレをするのは 人間だけ
自然界にはない オスとメスの逆転した関係
結界によって狂わされた 人間の世界は
男女間の関係を 一番不自然に
曲げているのかもしれない
地球は女性に力を与える
女性を中心に 世界が誕生していたら
女性は与えることに ただ専念していればよかった
力は自動的に 自然から集まってくるから
分け与え 共有し
それで気が枯れることも 失うこともなかった
だけど 結界がある世界では
逆の現象が起きる
自然の力が集まらない 人工的なエネルギーを好む
人の気を吸う女性に 引力が集まった
まるで貯金のように 気を吸って溜め込む女性に
眼力や 力が集まった
ダイソンのように 相手の命さえも
呑み込む化け物に 財運も健康運も 宿った
人を 相手を引きつける 引力という意味で
人の気を吸う女性に 敵うものはなく
気を吸う女性は 吸うことで 欲しい運を
自分に付け替えることもできるし
狙った相手に 自分の印を 入れ込むこともできる
私はある女性が
みんなで食事をしているときに
朝食は普段食べないから
みんなが食べているのを見ていたから
そう言って 一切手を付けずに
食事中ずっと 目をキラキラ輝かせながら
好きな人を その人の目の前で
じっと見つめていたのを 覚えている
彼がいないときは 普通に食べていたから
好きな相手の前で 緊張して食べれなかったのか
大きな体をした彼女が 食欲旺盛だと想われたくなかったのか
そのときは よくわからなかったけど
今想うと
本当はただ 食事している彼を
じっと見つめていたかったのかも
食事をするわけでもなく 会話をするわけでもなく
ただ熱い視線を送り続ける 彼女は
その場の空気を 気まずくしたから
私はいたたまれなくなって 席を外した
いい加減イライラして 席を立った彼を
彼女がすかさず 追いかけていった後
彼は彼女の存在を 無視することができなくなっていた
あの時彼は 食事のために 開けた口から
彼女の印を 入れられたんだな
それはもう 消したくても消せない
痕跡となって
少しずつ彼は 彼女の想い通りに 動いていくようになった
それは彼だけじゃなくて
いたたまれなくなって 席を外した私も きっと
無防備に 食事中に 印を入れられてたんだな
その後から 少しずつ
なぜかイライラするようになって
少しずつ不安が 大きくなっていった
印は小さなものほど 大きく動かす
性行為をしなくても 死なないけれど
食べ物を食べなければ 死んでしまう
空腹を満たす行為は 当たり前すぎるからこそ
無防備で 性行為よりも 心理的な
ガードができない
男をつかむには 胃袋からつかめ
これは 胃袋がしっかりしている 養分の男性ほど
食事によって 簡単に掴まれることを 意味していて
食べることが好きな人ほど 食事によって
快楽以上に より深く
印が入ってしまう
キスだけはダメ
百戦錬磨の 遊女でも
口から入るエネルギーは それほど心を奪うもの
大勢で食事をしているとき その真ん中で
一人だけ 食事に手を付けずに
手を膝に置いて 食べない女性がいたら
想念体には その人が
みんなに食事を振る舞っている
子供の食事を見守っている
ママのように見えるよね
その集合体の 中心のように 映るよね
みんなが口から ガンガン エネルギーを補給しているときに
そこでただ一人 強い想いを発していたら
彼女の想い通り みんな動いていくよね
セカチューのストーリーで
世界の中心 世界のヘソ
ウルルの岩の上に立った女は
病院という 集合無意識の巣で ヒロインに引合され
ヒロインによって 縁が生まれ
ヒロインのコードによって 縁を結び
石の上に招かれ
世界の中心になることができた
土に還った女を 石の下に封印し
その石の上に立った
ここに来て、世界の中心がどこにあるのか、わかった気がする
石の上に立つ女は
自分の力で 石の上に 上らない
自分の力で 中心に立つことはしない
魔女をみつけて 魔女の力で
王子と出会う
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