クラウド アトラス
クラウド・アトラスとは直訳すれば「雲の地図」ですが、実はこの映画の原作小説を書いたデイヴィッド・ミッチェルによれば、この題名は日本人作曲家・一柳慧(いちやなぎ・とし)さんの楽曲「雲の表情」の英語題CLOUD ATLASから取ったものだそうです。一柳さんといえばあのオノ・ヨーコさんの最初のご主人。そして、ミッチェルは、前にもオノ・ヨーコさんのもう一人の夫、ジョン・レノンの楽曲「夢の夢」ドリーム・ナンバー9からタイトルを拝借した作品を書いているとか。
まあ、このへんは余談なのですが、実はミッチェルは日本の広島で8年間も英語教師をし、その後も沖縄などに住んだことがあり、奥さんも日本人。というわけで、日本とアジア文化に非常に理解のある人で、オノ・ヨーコさんがらみのタイトルを使うのも決して偶然じゃないようですね。
クラウドアトラスには元ネタがあった
題名はオノヨーコの元旦那の楽曲から
そういえばネオソウルのアンドロイド女性がやけに幅広顔で
あれはきっとオノヨーコをイメージしていると想う
コリアン系アンドロイドは未来の世界で教祖として崇められる
まさかクラウドアトラスの原作者が日本に
広島に8年も住んでたなんて・・・
作家になったのも日本に来てから
しかも元ネタが三島由紀夫の『豊饒の海』だったとは
最近広島は外国人に人気だそうです
路面電車や運河もあってすごく素敵な街になってる
人口やサイズがコンパクトな地方都市が一番暮らしやすいとつくづく想う
外国人の移住者が増えているらしい
広島は海外だとフランスに対応する
どうりで洒落た街になるわけね
広島に落とされた原爆は
いつかより大きな事象を生むことになる
南仏に大きな隕石が落ちるイメージを見たのは
この因果のせいかもしれない
石は意思を持ってやって来る
http://kokuyouseki.blogspot.jp/2013/02/364.html
クラウド アトラス~三島由紀夫オマージュ
「豊饒の海」は四部作だったが、本作は六部作の体裁。・・・
不思議なことに元ネタがすべて繋がっている
クラウドアトラス―一柳慧―オノヨーコ―三島由紀夫―原作者ミッチェル―Jレノン・・・
三島由紀夫―美智子妃―陛下―オノヨーコーJレノン―ミッチェル・・・
60年代オノヨーコは世界的にスキャンダラスな存在で
学習院で同窓の三島由紀夫に批判されて
大そうショックを受けたらしい
あったりめーだ
西洋人にとってオノヨーコのインパクトは
広島の原爆並みに凄まじいもので
現代アートに前衛音楽、スキャンダル、平和活動、財閥の令嬢と
とにかく全方位的に存在感がありまくりで
クラウドアトラスの作者がなぜか東洋人の女性
オノヨーコ似の女性を未来の女神像に投影したのは
彼女の血筋や破壊力にほれ込んだのかもね
陛下とは学習院の同級生で
親の都合で早々とアメリカに渡ってしまったけれど
もし日本にいたら皇后になっててもおかしくなかった(立場の)人
どうでもいいけど一柳慧さんって顔がレノンにそっくり
まあ三島やこの人の醜聞を聞いてると
特権階級と言われる出自の人の実体がどんなものか
よくわかります
皇室もあまり変わらないと想う
クラウドアトラスから始まる繋がりは
アトランティスの魂の繋がりなのではと想う
クラウドアトラスってやっぱり意味がわからない
アトランティスの雲?
クラウドはクラウドネットワーク
この概念は2009年に生まれた新しいものなのに
クラウドアトラスの転生の話は
やっぱりアトランティスのネットワークを描いているように想う
だとしたら一柳慧はどこからクラウドの概念を持ってきたんだろう・・・
やっぱりアトランティスの記憶から来る直感なのかな
「豊饒の海」では腋の下の三つの黒子が転生の印とされていたが、本作では箒星状の痣が転生の印。違う人種同士、男女間でも転生するのは「豊饒の海」に先取りされていた。ハル・ベリーは白人としても黒人としても登場する。違うのは「豊饒の海」では一人の語り部が全巻通して登場し、黒子を転生の徴として認識するのだけれど、本作ではルーファス・シックススミス(ジェームズ・ダーシー)が1936年と1973年の両方に登場する唯一の人物で、それ以外は本や音楽、ビデオなどでつながっているだけで、転生の証人は出て来ない。
転生の印の三つの黒子
『紀元前一万年』のように私はオリオン座の三ツ星を想像してしまう
星が転生の印となるのは
魂が惑星からやって来ている証なのだろうか
トムハンクスの役が語り部なんだけどね
語り部の老人は隻眼
キプロスの目?
ここでもキプロスの要素が出てくる
ロバートらが部屋の皿など陶磁器を舞い上がらせて落とすシーン。「豊饒の海」の核心をなす唯識思想により立てられた心の深層部分の作用を表す阿頼耶識(あらやしき)を思わせる皿屋敷(笑)。当時の三島は実際に皿を縦に横にして使い、時間と空間の軸がどうのと、あまりに「アラヤシキ、アラヤシキ」と言うものだから同席した人に「皿屋敷ですか」と茶々を入れられた逸話がある。このシーンは一つ一つの皿が島宇宙のようでもあり、本作の核心をなすシーンでもある。
んーこれはまるで雲のように皿が散らばっている
あ!そうか!雲は蜘蛛なんだ!
やっぱりクラウドアトラスはアトランティスの蜘蛛の巣のことだ
阿頼耶識のことだ
ネットワーク用語にクラウドという言葉が生まれたのも
蜘蛛の巣の蜘蛛が雲と同音異義語なのも
偶然といえば偶然だけど必然でもある・・・
孤島化した元ニュー・ソウル(ビッグアイランドと言われ、ハワイ島のようだが本作の文脈ではとてもハワイ島とは思えなかった)の頂上にあるアンテナは蓮のような形をしており、そのアンテナは天に連絡するためのものらしい。
頂上そもそも元ソウルという場所はキリスト教と仏教がともに盛んな地という意味合いがあるようで、オープニングとラストで登場する老いたザックリー(トム・ハンクス)は実は6つの時代をさらに超えた地球外の惑星。言わば第7の時代なのだが、これは恐らくキリスト教やユダヤ教の第七天(seventh heaven)、神と天使のいる最上天を表しているのではないか。にあるアンテナは蓮のような形をしており、そのアンテナは天に連絡するためのものらしい。
日本に住んでいたのに作者はどうして
舞台をソウルに選んだのだろう?
なぜ日本にしなかったのだろう?
孤島にするなら日本の方がいいだろうに
韓国はキリスト教が日本よりも盛ん
キリスト教と仏教がともに盛んな場所となると
日本よりも韓国の方がふさわしいのかもしれないけど
イメージ的に「孤島化する」場所として半島が選ばれたような気もする
半島は日本では房総半島に当たり
房総は千葉島になってもおかしくない
プレートの会合点という爆弾を抱えている
半島にも白頭山があるけどね
本当は日本を舞台にしたかったような気もするけど
ユダヤのDNAを半島に見たのか
半島にしたことで曲げているような気もする
半島かもしれないし房総かもしれないけど
アトランティスの血筋がそのどちらかに集合がかかっている模様
リンク先の映画評論家の解説を読むと
三島由紀夫の作品があらゆるところで下敷きになっているのがわかる
映画監督コッポラも『地獄の黙示禄』を撮っているときに
『豊饒の海』を参考にしていたらしい
『地獄の~』は戦地での王国の建設と崩壊を描いている
転生がテーマになっていないのになぜだろう?
同じ血筋の魂はその作品から情報を受け取ることができるのかもしれない
原作者ミッチェルも他に好きな作品がねじまき鳥っだったりとか
情報源が似てるのよね
『豊饒の海』は三島由紀夫の最後の作品
最近太陽の引力について考えていた時
太陽と鉄 という記事にしようと想って予め検索かけたら
三島由紀夫が一番初めにヒットしてびっくりして止めた
三島の評論のタイトルだった
In Deepさんのところでも三島由紀夫の自伝的映画を記事にしていたり
あまちゃんで『潮騒』がネタになってたり
三島由紀夫がシンクロする
最近こんなニュースも
三島由紀夫が1963年に初めてノーベル文学賞の候補になっていたことが明らかに
過去記事を調べてみると
新宿のアトラスタワーから飛び降りた歌姫の記事を書いたとき
三島由紀夫に触れている
世界を繋ぐのは女
http://kokuyouseki.blogspot.jp/2013/08/549.html
三島と美智子妃について知ったのはこのとき
記事にはジョンとヨーコのことも
アトラスタワーの記事ではからずも名前が出てきたこの人たちは
アトランティスの魂で繋がっているんじゃないかと妄想
22(フジ)の終わり
http://kokuyouseki.blogspot.jp/2013/08/547.html
アトラスタワーから飛び降りた歌姫の死に強いショックを受けたのは
やはりなにかの転換点 大きなシグナルだったせいかもしれない
逆さのピースマーク
http://kokuyouseki.blogspot.jp/2013/01/358.html
『潮騒』の舞台になった神島に触れている
1953年(昭和28年)3月と、8月 - 9月に、三島は三重県鳥羽港から神島(かみしま)に行く。八代神社、神島灯台、島民の生活、例祭神事、漁港、歴史、漁船員の仕事や生活、台風などについて取材し、翌年の1954年(昭和29年)6月10日、『潮騒』(新潮社)を発表する。ギリシャの古典『ダフニスとクロエ』に着想を得たこの恋愛小説はベストセラーとなり、東宝で映画化された。神島を舞台に選んだ理由を三島は、「日本で唯一パチンコ店がない島だったから」と、大蔵省同期の長岡實に語ったという。『潮騒』は第1回新潮社文学賞を受賞した。
伊豆の踊子や潮騒は
後のアイドル全盛期にアイドル映画の定番になった
猪知事は1995年に三島由紀夫論を書いている
三島由紀夫は三代続いた官僚の家系
三島も大蔵省に勤めていた
三島 石原 猪と 作家と官僚の関係は
官僚の時代の到来と関係があるような気がする
石原と猪は官僚というより政治家か
でもこの人たちの自衛隊や官僚組織との関わり方は
特別なものがあると想う
あーあといじわるばあさんの人も作家だった
由紀夫と幸男 ゆきお繋がり
アトラスタワーから歌姫が飛び降りた後
結局都庁のトップから作家たちが消えたことに
そろそろ官僚の時代が終わるんだろうか
原作者ミッチェルが三島由紀夫や村上春樹が好きなのは
この二人が阿頼耶識の世界を描いているからだと想う
三島由紀夫について調べてみると
村上春樹と似たような批評が目立つ
自分も一、二冊で挫折した覚えが
昔三島由紀夫が大好きって言ってた人は
美少年のボンボンだった
あの松戸出身の弁護士の息子
『豊饒の海』は高校時代に友達が読んでて面白いと言ってた
彼女は幽霊を見たことあると言っていた
今三島由紀夫のサインがあちこちで出ているのは
日本が右翼化しているせいなのかな
ノストラダムスの大預言の作者に
ヒトラーの予言を研究するように勧めたのは三島
オカルティストだったのね
三島由紀夫「やつは人類の行く末を知っていた」:五島勉の「ヒトラー予言」へ
27: 名無しさん@恐縮です [sage] 2014/01/03(金) 17:33:26.79
>8を
去年全部読もうと決めて、12月に4冊目を読み終えたんだけど
全編通して感じたことは
ただのエンタメ小説だと思えば楽しめるかな、位だったね
三島由紀夫ってエッセイも小説も軽い
ついでに死に方も
92: 名無しさん@恐縮です [sage] 2014/01/03(金) 18:00:36.71
>>81
三島と交友のあった人物はみんな言ってるよな。キャラ作ってたって。一様に指摘されるのが、普段は陽気でユーモアがあり、話していて非常に愉しい男だったということ。それは三島のエッセイを読んでいてもわかる。単純に面白いし、ちょっと自虐もいれていて笑える。頭のなかの獰猛な獣に餌を与えるのが小説の役割という話が、通俗作家であるスティーヴン・キングの小説の解釈と同じなのが興味深い。
キングは確かワニと言ってたが。
110: 名無しさん@恐縮です [sage] 2014/01/03(金) 18:08:30.39
>>104
舞台をやったとき、いざ舞台が始まると作家である自分に出来ることが何もないとわかり、ソワソワと廊下を歩きまわってたそうだしな。
基本、巷に通ってる三島のイメージと、伝記やエッセイから浮かび上がる三島は不気味なほど一致しない。
145: 名無しさん@恐縮です [sage] 2014/01/03(金) 18:19:43.23
>>138
それに近い印象あるんだよな。物凄い作家だと思うけど、衒学的ではあるじゃん。。晩年の四部作も今では専門家に初歩的なミスを指摘されてるし。たしか、三島自体も書いたものが不安で、梅原猛に原稿を送って批評してくれないかと頼んだんだよ。梅原は前述したようなミスに気づいて、批評する価値もないと黙殺しちゃったんだけど。
157: 名無しさん@恐縮です [sage] 2014/01/03(金) 18:27:05.52
>>153
神殿みたいな家に住んでたし、なにかギリシャ的なものに対して、コスプレに近い変身願望あったんじゃないの。
175: 名無しさん@恐縮です [] 2014/01/03(金) 18:38:30.66
>>157
三島の理想は聖セバスティアヌだからね
自分もそのコスして矢が刺さりまくった写真撮ってるし
あの写真が撮りたくてボディビルしたんじゃないのかなあ
日本だと思想や神に殉じて死ぬとなると切腹な訳だけど
脂肪でぶよぶよした腹だとカッコ悪いじゃんw
212: 名無しさん@恐縮です [] 2014/01/03(金) 19:06:28.55
>>204
少女漫画だよな、薔薇刑の世界に通ずる
昔、インド人に少し講義したことがあるが、「登場人物が全員が幼い」
「三島がロマンチストか国粋主義者かわからないのは日本人だけ」
と的確な批評が並んだ
234: 名無しさん@恐縮です [sage] 2014/01/03(金) 19:41:25.44
>>104
橋本治かなんかの文章で
三島由紀夫の家にはちゃっちいギリシア風のセットみたいなのがあって
その前で撮影してる三島の写真を確かに見たことがあって
三島の悲しい虚飾性を論じてる部分があった
240: 名無しさん@恐縮です [sage] 2014/01/03(金) 19:47:23.65
>>234
家全体が虚飾の成金風だよ。洋風のゴテゴテしたリビングとか庭にアポロンの像とかw
243: 名無しさん@恐縮です [] 2014/01/03(金) 19:51:35.55
>>12
民族性や伝統と、グローバリズムやインターナショナリズムとの相克
というテーマが世界的に普遍性があって
大江健三郎みたいなノーベル賞獲ったカス作家より
遥かに海外で人気があり読まれている
273: 名無しさん@恐縮です [sage] 2014/01/03(金) 20:23:43.81
>>261
ちゃうでしょ
明治維新以降の日本で西欧から輸入された近代的な自我を
日本人に伝える際に近代日本文学というものが作り出され
機能することになったんでしょう
純文学という概念はその中ではぐくまれたもので
日本人の意識が完全に近代化を果たして以降は
近代日本文学という概念はほとんど意味を失い
その分岐点は1980年くらいと言われてる
343: 名無しさん@恐縮です [] 2014/01/03(金) 21:53:08.55
キーンによる三島の逸話
三島の自宅に学習院の制服を着た少年が訪ねてきて三島との面会を請うた。
どうしてもと聞かないので数分だけならと三島が門外で会うことを了承。
学習院の制服を着た少年は美少年で出てきた三島に一言こう尋ねた。
「先生はいつ死ぬのですか」。
さすがに答えに窮したと三島はキーンに語った。
344: 名無しさん@恐縮です [sage] 2014/01/03(金) 21:54:24.92
>>330
今生きてりゃ三島は今の日本の右傾化をどう思うだろうね。
逆に原発反対なんてやってりゃ笑えるが(笑)
403: 名無しさん@恐縮です [sage] 2014/01/04(土) 00:41:35.24
>>400
皇后様(美智子様)に失恋したのが遠因と聞いたことがあるのですが・・・。
407: 名無しさん@恐縮です [sage] 2014/01/04(土) 00:49:46.48
三島由紀夫と鳩山威一郎はお互いの名を息子に付けたんだよね
鳩山威一郎の息子が鳩山由紀夫w
三島由紀夫の息子は三島(平岡)威一郎
何か皮肉w
410: 名無しさん@恐縮です [sage] 2014/01/04(土) 00:57:43.21
>>408
外人が書いた三島の評伝には一度お見合いしたと書いてあったよ。
また、今上は三島を警戒して、一度も園遊会等に招かなかったとか。
474: 名無しさん@恐縮です [] 2014/01/04(土) 09:47:22.91
ぶっちゃけ豊饒の海って明らかに破たんしてるよね
三島を読むなら今となっては娯楽系の小説とか戯曲のほうが面白いかもしれない
482: 名無しさん@恐縮です [] 2014/01/04(土) 10:15:29.80
『花盛りの森』でデビューしたのが16歳だっけ?早熟だよね。
でも『仮面の告白』は凄い作品。汚わい屋の履く又引きに目が釘付けとか、「マッチョの
腹を切り裂いて内蔵ジュルジュル吸いてえ!」みたいな内容だから(笑)
『仮面の告白』の執筆依頼をしたのが坂本一亀という坂本龍一の亡き父君にして河出書房の名編集者だった人がいたから可能だった小説かもな。
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