第8話 不可解な話
ところが、『ガリバー旅行記』はそれだけではないのである。ここにはちょっと不可解な記述が混じってもいる。
ガリバーが訪ねたのはどこも不思議な国ばかりだが、なかで最も奇妙なのは空飛ぶ島ラピュタだろう。これは文字どおり空に浮かんで移動する丸い島である。
ガリバーの船が南シナ海付近で嵐に流され、さらに海賊に襲われるという難に遭う。しかも、彼ひとりがカヌーで無人島に流され、途方に暮れてしまう。すると、空からこのラピュタという島があらわれ、大声で助けを求めると、スルスルと鎖と椅子が下りてきて、島に引き上げられるのである。
このラピュタという島は、堅固な物体であるらしく、底面は平らで滑らかであり、海からの光を反射して輝いている。横から見ると、回廊が取り巻いて階段状にあがっていく造りになっており、頂上に王の宮殿がある。島の大きさは、直径約7200メートル、厚さ270メートルという巨大さ。巨大な一個の磁石を動力源にして、上下左右あらゆる方向に移動する。
この島はまた、地上にあるバルニバービという大陸を領土として支配しており、この大陸だけにある特殊な岩石に磁石が反応するというのである。
「ラピュタ」という言葉は、スペイン語の「ラ・ピュタ」(なんと娼婦の意)をもじったもので、やはりスウィフト一流の風刺である。このラピュタの住人というのが、またじつにおかしな人々だ。音楽と数学と天文学以外には全然興味がなく、思索のためにいつも我を忘れているのである。
ラピュタは娼婦の島
キプロス島と大分の姫島
並べると似ていないけど
似てる気がした
キプロスはナマズみたいで
姫島はアンコウみたい
姫島は黒曜石の産地で同じく黒曜石で有名な
ギリシャのミロス島が対応するかなと想ったけど
黒曜石と姫の島
http://kokuyouseki.blogspot.jp/2013/02/365.html
位置的にアフリカの北東にあるキプロスも
九州の北東にある姫島に近いかもしれない
愛の女神アフロディテが生まれた愛の島キプロスと
女神の伝説が多く遊郭街があった姫島
天空の城の主人公シータは
ラピュタの末裔
シータって数学記号
ラピュタの王女は実は娼婦のコードを持っていた?
古代の神殿は娼館みたいな所もあるから
娼婦の島といいつつも神殿の島
神官や巫女の島だったのかも
影の大公と結婚させられるカリオストロのクラリスと
ムスカに追われるラピュタのシータ
映画『紀元前一万年』の支配者大神と青い目を持つ少女
どれも王家の末裔同士の対立
設定が似てるよね
ラピュタの住人が得ている天文学の知識のひとつを、ガリバーは次のように紹介している。
「彼らは火星の周囲を回るふたつの小さな星、つまり衛星を発見している。そのうち、内側にある方が、火星の中心からその直径のきっかり3倍の距離、外側の方が5倍の距離にあり、前者は10時間、後者は21時間半の周期で回っている」
このようにさりげなく書かれているのだが、じつは、火星のふたつの衛星、フォボスとデイモスが発見されたのは1877年のことで、『ガリバー旅行記』が書かれた時代には、まだ知られていない知識だった。ところが、スウィフトはなぜか、それを知っていたのである。
現代の天文年鑑によると、火星の衛星、フォボスの公転周期は0・3189日、デイモスは1・2624日である。それぞれ大体8時間ほどと、30時間ほどになる。
スウィフトによれば「前者は10時間、後者は21時間半」というのだが、これはかなりいいセンをいっている、といっていいだろう。常識的に考えて、わりと近い数字には違いない。
そもそも火星に衛星があること自体が知られていない時代に、衛星の数をふたつとし、その周期までが比較的近い数字で示されているのは、どういうことなのか。「偶然の思いつき」で片付けられるような話ではないようだ。
『ガリバー旅行記』には、どうして火星のふたつの衛星のことがすでに書かれていたのか。また、空飛ぶ島というようなアイデアを、スウィフトはどこから得たのか。
まぁ、ふつうに考えてみれば、彼が愛好したギリシアやローマの古典のなかに何かヒントがあった、と考えるのが自然だろう。けれども、今のところは、それを裏付ける古典文献が知られているわけではないようだ。空飛ぶ島ラピュタのモデルが、本当に例のアレだったかどうかも無論不明。
しかし、古代の文献というのは、ときに思いがけない宝の山であったりするものだ。
だいたいギリシアの古典時代というのは、知的好奇心が爆発的に開花したようなところがある。あの時代の学問のレベルは、むしろ、異常に高すぎるように思えるところさえあって、それまでの古代文明とは何か質が違っている。いわば、それまでの2千年とか3千年かけて蓄えられてきた各地の古代文明を、ギリシア人が総まとめにしたような面があるのではないだろうか。
彼らの文明の基礎になっているギリシア文字は、もともとフェニキア文字から来たものだし、初期のギリシアの知識人の多くがエジプトを訪ね、エジプトから知識を学んでいる。中東地域や黒海方面にも、古代ギリシア人の足跡はたどることができる。
このようにして、おそらく各地の文明の影響を多く受け、古代ギリシア人の知識や思考はそれまでよりも一挙に飛躍的に高度になった。というか、現代まで続く学問の基礎を築くことができた。思えば驚くべきことだが、あの時代に誕生した哲学や数学は、現在も学ばれているのである。
有名な地動説というのは、コペルニクスが16世紀前半に発表するよりも2千年近く前、紀元前3世紀のギリシア人、アリスタルコスが唱えていたことがよく知られている。アリスタルコスは、地球は太陽の周りを回っていることや、地球が丸いことまで唱えていた。
ところが、この地動説のモデルそのものは、もっと古く、紀元前6世紀のピュタゴラスが、すでに唱えていたといわれるのである。
ピュタゴラスあるいはピュタゴラス派の人々は、「地球は宇宙の中心にある火のまわりを、ほかの天体とともに回転する球体である」という考えをもっていたとされている。
このピュタゴラスという賢人は、おそらく、ギリシアの知識人のなかで最も魅力があって謎のある人物だ。残念なことに、彼自身の著作は残っていないのだが、他の人々がピュタゴラスについて多く書き残しているので、推測できるのである。
ピュタゴラスは一種の教団(宗教団体)を組織していた。
ギリシアに古くからあったオルフェウス教の影響を受け、ピュタゴラスの教団は、霊魂の不滅と魂の輪廻転生を信仰していたといわれる。
ピュタゴラス自身が過去の10回以上の転生を記憶していたとも伝えられるし、小犬が打たれているところに通りかかったピュタゴラスが、「やめろ、それはわたしの友人の魂だ」と叫んだという逸話も残されている。
いわば、学者であると同時に、相当のカリスマを持った宗教家だったわけである。古代ギリシアを代表する哲学者プラトンも、ピュタゴラスの影響を多く受けているといわれる。どちらも神秘家の要素がある、といってもよいだろう。
ところで、前にみたように、ピュタゴラスをはじめ、ヘロドトス、プラトンなど多くのギリシアの知識人は、エジプトを訪れ、エジプトで知識を学んでいる。これは紀元前5~6世紀ごろのことで、あの有名なアレクサンドリア図書館ができる前である。
ピリ・レイスの地図は
アレクサンドリア図書館にあった古地図をコピーしたとか
ピリ・レイスの地図には大西洋にグリッド線があって
このグリッドはアレクサンドリアを中心として
地球上をグリッドで表した図と一致する
ちなみに日本に近い上の14番の場所は
西ノ島の新島が出来た所
この地域はドラゴントライアングル
魔の海と呼ばれるらしい
有名なバミューダトライアングルにもグリッドがある
地球は大きな水晶体なのかもしれない・・・
惑星グリッドに関するメモ
日本に一番近いのは、14番で外洋出の船乗りなら知らないものはいないという日本近海の「魔の3角海域」。また国際線旅客機の機長たちは、ハワイ沖の領域が時空が歪んでいるので避けて通るというのは有名な話。バーミューダ海域は言うに及ばず、モヘンジョ・ダロ、イースター島、ジンバブエ巨石、アルジェリアの巨石遺跡は良く分かっている。南大西洋異常海域も有名。でもこれはまだ正20面体の頂点だけなんだよね。
グリッドのある場所で大きな地殻変動が起きる
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