2013年2月28日木曜日

木霊でしょうか

江戸時代は   銭湯が社交場のようになっていて


そこで若い男女のお見合いも   行われていて


やがて夫婦になる二人


体にキズがないかとか


裸になった姿を   見せ合うのが


町人のお見合いだった


そんな話を読んだことがある




昔の女性は   着物姿だから


スタイルなど   ほとんどわからないし


長い一生を   共にする夫婦


結婚してから   期待外れや   誤解がないように


すべてを了解した上で   結婚すれば


長く続けることができる


そんな意味もあったかもしれない


でも   ちょっと想像を働かせてみると


裸体を見せ合っていたのは


互いの骨を   骨格を見ていたのかも






骨伝導というのがあるように


私たちは   骨を通して


おとを受け取っていて


また


骨を通して   エネルギーを   おとを


放っているもの




一緒に生活する二人は


それぞれが発するおとが   それぞれの骨に


木霊していて


仲がいいときは   心地のよい


ハーモニーを奏でていて


険悪になると   不協和音が


聞こえてくる




二人の営みは


二人の響きが   骨を通して   奏でられる


演奏なようなもの


骨が響かせるおと   震動


バイブレーション


おとは   音色というより   震動のエネルギー






人が顔の美しさに   惚れるのも


顔は   骨が   骨格が


一番細かく   わかりやすく   現れている場所で


日本人の顔は   どちらかというと   平坦だから


骨よりも   目の大きさ   唇の厚さ   鼻の肉付きが目立つ


肉付きで   美しさを判断するけど


彫りの深い   白人や黒人   中東の人々など


その立体的な顔つきは   骨の中に   顔があるようなもの


彼らにとって   顔の美しさは   骨の   骨格の美しさを指している


ヘップバーンは


大きすぎる目が   コンプレックスだったらしく


日本人には理解しがたいけれど


ギリシャ彫刻のような


骨が作る立体的な美しさが   顔の美である彼らにとって


大きな目はむしろ   そのバランスを崩すもの





骨はおとを伝えるから


私たちの骨格は   楽器のようなもので


一人ひとり   奏でるおとは   微妙に違う


これから   恋の時代が   始まるとしたら


骨が奏でる   繊細なおとが   聞こえるようになって


互いの骨のおとが   響きだすとき   自然と恋が始まって


本当の縁と   結ばれて行く




   
骨のおとが   聞こえ辛かった時代は


誰とでも   繋ぐことが出来た


それは恋であって   恋じゃない


おとを聞かずに   繋いでいただけ


そうしてどんどん   遊女たちは   王様たちは


エネルギーを集めることができた


骨が発するおとは   彼らには邪魔なもの


おとは想いが発するものだから





眼力は   想いから生まれる


強い想いを持つ人たち


たとえばオタクさんたちが   マスコミに   世間に


なかなか騙されないのは


強い想いがあるから


眼力を授けられる


眼力は   想いのある人に   身についていくもの





イケメンだとモテるというのは   大きな勘違いで


イケメンでも   想いが強い人は


モテなかった


なんとなく   わかるでしょう?





想いの強い人が本当は   エネルギーもあって


眼力もあって   魅力もあるはずなのに


結界の中では   想いが強い人ほど


運もチャンスも   減って行って


想いのない人に   そうしたチャンスが


どんどん流れて行った




恋に恋している


彼らを見て   人はそう言うかもしれない


恋をするなら   恋をしてはいけない


想いがあると   邪魔になる





いつも恋をしている人の話には


本当に恋をしているの?と   疑わしく想ってしまうほど


淡々としていて   想いはあまりない   


だからこそ   いくつもの恋ができる


恋多き人は   情熱的で


想いが深いように   見えるけど


その芯は   とても冷たく


冷え切っている


恋の数ほど   別れがあるのだから


それに耐えうる冷たさを  


身に付けているもの


その冷たさが   自分の命を


冷やしているとも知らずに




恋の国   フランスで青春を過ごした


芸術家   タローは


愛を囁く   フランス男が 


実際はどんなに女性に冷たいか


書いていた




この世界の仕組みが   想いと逆作用するように


仕掛けられているから



想いの強い人が発するおとを


聞こえないように   しているから



私たちはだんだん   想いが邪魔になることに


気がついていく


想いは   重い


人の動きを   重くして


運の流れを   留めていく


この世界では






木霊





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