2013年12月24日火曜日

獅子累々

ポニョの舞台となった広島県
千と千尋で釜じいをやった
広島出身の菅原ぶんたがスタジオを訪れていて

ぶんたといえば仁義なき戦い
鞆の浦へと繋がったのも
こういう繋がりのせいかなあと
釜じいは蜘蛛の巣のヌシでもあり
湯屋という遊郭で湯を司る黒メガネの男
菅原も血筋


縄文サウナ
http://kokuyouseki.blogspot.com/2012/12/317.html


子供向けアニメを作る集団が
なんだかヤクザものの集まりのような気が付いているのは
決して気のせいではないオカルト

そして原作者をだまくらかして
息子に映画を作らせたプロデューサーに
昭和天皇の影が見えたのも内緒


ポニョが怒りモードに入ったときの顔は
奈良美智の絵にそっくりで
千と千尋でるーみっくワールドパクってたり
結構ネタを拝借している



宮崎駿の息子がゲド戦記を手がけるのに際して



ぽにょの密着動画を観ていると
スタッフの人はみなやさしそうな骨のない人ばかりで
いい人たちばかりなのにみんな笑顔に影がある
そんなコメントがあったりして

もともと幅の広い整った顔立ちをしていた監督が
若い頃に比べてライオンのような白髪をなびかせ
豊かな髭を蓄えて
まるで古代の王様のような風貌になっているのに対して

スタッフたちは古代の弥生人か奴隷のように
細面で顎やエラがなく
言っちゃ悪いけど貧相で力のない感じ



私はエヴァの監督の顔を見たとき
その立派な顔立ちに
アニメという超インドアオタクのイメージとのギャップに
とてもびっくりした

黒い肌に彫りの深い顔・鋭い眼光
まるで長い旅をして帰って来た猛者のような風貌
最近亡くなったゲームクリエイターの飯野賢治さんも
ギョッとするほど鋭い顔をしていて
とても只者には見えない


想念の世界で彼らは王様みたいなもので(現実でもそうだろうけど)
自分の望む世界・王国を創り上げるために
スタッフはまるでその奴隷


監督がろくに実績もないのにエヴァの監督を採用したり
最後の作品で自分の役に起用したり
王様となる者たちは
444の系譜は互いに流れている血を知っている




【ニコニコ動画】ポニョはこうして生まれた。18/26

海の女はデボン紀の頃からの記憶を持っている
植物だとか生き物はみんな


多分一部の人間
444の系譜も同じように記憶を持っていて
持っているというよりその記憶にアクセスできる
遺伝子のコード、というか魂のコードを持っている


津波が襲うシーンを絵にしたとき
監督が興奮気味に話していたのは
無意識にやがて現実化することを感じていたのかもしれない

スマトラ地震で津波が襲ったときは
動物たちは助かっていた
そんな話をしているから
自分も何か直感していたのかも

このまま行くはずがない
何か起こると確信している
そう言っていたのは
きっと言わないだけでいろんな夢やビジョンが見ているから


無意識に釣り針を落とす創作方法は
霊能者が見えない世界と通信しているのと変わらない



最後の作品となった最新作では
とうとう映画の中の効果音をすべて人の声で録音したそうな

人の声が持つ
可聴域外に響く倍音の力

効果音を真似て声を出すには
声や発音を震わせたり振動させたりするから
人の脳に深く響く周波数や超音波が生まれているかもしれなく
音の技法を知っている


この人の頭の中にあるのはずっと
映画がいかに潜在意識に深く刷り込むか
記憶させるかということで

人の深層意識に刻まれたものは
やがて現実化する種となる
だから世界を創造するために
人の脳裏に深く響くものを作る


もののけ姫はこうして生まれた。part3

古代製鉄の記録が詳しい
444は鉄の系譜でもある




時代のせいもあるけど
監督が引退を決意したのは
スタッフから気が抜けているせいのような気がした

もののけが作られたのは今から約20年前
ポニョを作った8年前でもアシスタントや
監督の周りは女性が多いと想ったけど
20年前はIT業界の創生期のように
スタッフのほとんどが女性で
薄給のアニメーターの社会的地位はまだ低かった
それを押し上げたのがジロリで
今では一流美大を卒業したような人が集まるエリート集団
なのに今よりもまだまだ下手なアニオタが多かった時代の頃の方が
スタッフに活気があってエネルギーが溢れていた


昔監督の所に絵を見せに来ていたアニメーター志望の青年を
指導するシーンを見たことがある
デッサンを一からやる美大生と違って
漫画の世界で育ったアニメータ志願者の力量は
絵画と漫画の違いほどあって
監督はデッサンの狂いを指摘していた
まだジロリが神格化する前の時代だったから
監督の下にはアニオタばかりやってきて
今のように優秀な人材が集まっていなかったようだ


なのにポニョともののけの制作動画を見て
スタッフのエネルギーの違いに私は頭を抱えてしまった
もののけの方は辛くなって途中で見るのを止めてしまった



確かに監督は優秀だしアニメの世界を何段もグレードアップさせた
でもそれが本当によかったのかな・・・?
国民的な日本を代表するアニメになったけれど
あの時代にスタジオに詰まっていた
たくさんの若者たちの明るさ・目の輝き
夢やエネルギーはどこに行ったんだろう?

ジロリ映画がアニメ界を牛耳るまでは
素朴な夢を抱いていたアニメファンがたくさんアニメ界にいたはずで

リアルな動きを再現する
美大生のような絵が描けなくても
壮大な世界観がなくても

夢の種子をたくさん持った
養分のような人たちが
監督のエネルギーを支えていたのかもしれない


会社に幼稚園を作ったのも
エネルギー補充の意味が大きいかも


ジロリ映画が爆発的な興行収入を得るようになったのは
ちょうど平成になってから

トトロまでの昭和の時代はまだ黎明期というのもあるけど
今でも賛否両論が生まれる作品作りは
もともと一般受けする内容じゃない
エヴァのように特定のファンが熱狂する
カルト的な思想を持っているから

それが邦画の歴代興行収入を記録するほど人気があるのは
時代の後押しがあったはずで

リセットのための時代に座に付いた記憶は消せないから
そこにはたくさんの子供や若者のエネルギーが注がれたから


多くの人の夢の種がすり潰されたとしたら
そのツケは一体どうやって払われるのだろう




動画を見たり記事を書いている間
夢をみた


ポニョの声優をやっている女の子が
宗介に襲われている夢


宗介は後ろ姿しかみえない
子供の姿をしていたけど
中身は大人の男性のように
淡々としていた

女の子は泣き叫んでいた






失われた十年
http://kokuyouseki.blogspot.com/2011/10/51.html





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