鳥は目立つことが大好きで 自己顕示欲の塊
だからこれまでの時代は
目立って注目を集めて 応援も批判も心地よい
そんな感性を持つ人が エネルギーを集めていた
スキャンダル 批判ですら 自らを潤す元となる
女王様 王様たち
そしてそれが 器の大きさだと 想われていた
ピーチク パーチク
鳥が大好きなことなら なんでも力になった
鳥に守られていたから
だけど 磁場が狂い出して 鳥が狂い出すと
鳥はもう 人のいうことを聞かなくなる
彼らを守らなくなったとき
誠実ではないのに 中身はないのに 嘘ばかりなのに
目立って 注目されて 力を奮って 支配していた
そんな魂たちに
海の生き物からの
強い怒りの念が向かう
海の中から 水の中からは 陸の情報も
全てお見通し
あれだけ目立っていれば 誰にだって一目瞭然
これから力を持つのは 暗闇から発せられる 偽りのない声
誰が発したかは わからない
そんなことは 問題じゃない
偽りのない声ならば そこに力が集まる
それは 深海の闇から届く 巨大魚の響きかもしれないし
イワシの群れから発せられた 小さな声かもしれない
みんな薄々気づいていると想うけど
目立っている人 注目を集めている人ほど
どんどん 被り物であることが わかってしまう
だって本当の声は 姿を見せないから
姿を見せようとしないから
声が届けばいいのだから
雑踏の中に埋もれた 声にならない声
権力に押しつぶされて 消えていった声
夢を奪われ 路頭に迷い かき消されていった声
本当の声を発する人は
表に出ようとしなかった
表に出たくても 出られなかった
そんな声に今 力が集まりつつあるのは
津波に襲われたこの島は
巨大な水の洗礼を受けて
海のコードが 戻って来て
水の力で 偽りがばれてしまうから
偽りのない想いに 水のような感情に
おとが増幅するから
津波を受けたこの島は 海外よりも
ずっと目覚めが進んでいて
海の向こうから来る情報も 役立たず
多くの人は まだ自信がないけれど
被り物 まがい物にはもう付いて行く気にはならない
まるで 冬の海の氷のような
冷ややかな目を 身に付けている
水の洗礼と 地の胎動と
そこに原発という爆弾を抱えながら
すでに 放射能の危険にも
さらされているなら
平静を装いながらも 毎日
明日をも知れない 命を送っているわけで
たとえ表面的には 当たり前の日常を
何気なく送っているように見えても
その意識の底には 絶えず命の危機に脅かされていることを
感じながら 生きている
人は 死に瀕したとき 命の危機にさらされたとき
最大限の力を 振り絞るから
眠っていた能力は 窮地に追い込まれている人ほど
呼び覚まされていく
今 日本のあらゆる場所で
危機を感じている場所であればあるほど
生活を 追い詰められている人ほど
目覚めは どんどん 進んでいて
それは 金や権力の力にあぐらをかいて
守られて
安穏としていられる人とは対照的に
意識の深くでは
想像もできない速さで 進んでいるから
鳥の力で 想念を集めようとしても
高く飛ぶ鳥には 遠すぎて
赤く染まった空に
希望を預ける者はいない
芸能人やこれからの流行が 地味なものになっていくのも
鳥のような 自己顕示欲に
鳥の流れが狂い始めた今
もう想念が 集まらないことに 気づいてて
鳥であることを 脱ぎ捨てようとしている
ファッションタレントの離婚が ニュースになった
旦那さんの名前は 梅田
いつかテレビでやっていた 梅という名がつく地名の由来
それは 梅が 埋め だから
梅田とは 田を埋めた という意味らしい
春は張る 結界張りの季節なのは
その季節の木がみんな ピンク色をしていて
とても妖しい気を 漂わせているから
そこには 呪術の匂いがする
桜の木の下には 人が埋められていて
桃の木の桃は 人の頭を意味して
梅の木の梅は 人を埋めたことを指していて
どれだけ理不尽な死が この島を襲ったのだろう
そうやって春の木を目印として 葬ったのは
怨念の力で 術をかけるため
旧家の生れのファンションタレントは
ちゃんと その血を受け継いで
春の木の匂いを 嗅ぎつけているんだな
石原ユージローさんの話を テレビで聞いた次の日
目覚めたときに なんとなく
ユージローさんの人気は
狂った太陽 太陽の季節
太陽をタイトルにしたから 人気者になった気がした
兄の知事も 太陽党で 復帰しようとしていたっけ
そんなことを 考えていたせいか
ユージローさんの顔が 急に浮かんで
顔をくちゃくちゃにして 泣いていた
何で泣いているのか よくわからないけど
とても 悲しそうに
泣きじゃくっている
ユージローさんは 本当は 太陽とはほど遠い
とても弱い人だったのかもしれない
太陽という名を出せば 人気が出たのも
力が集まったのも
鳥に想念が向かうから
太陽に向かう想念は 金色の鳥を生んだ
神武の弓に止まったトビが 金色に輝いたのは
縄文の太陽信仰が 鳥へと付け替えられた印
太陽は 鳥を 金色にし
鳥は太陽の下へ 想念を集める
鳥は 太陽を背に 輝くから
鳥がヒカリものを好きなのも ゴールドに価値が集まるのも
それが自分だと わかっているから
金色に輝く鳥が 赤い空で燃えて
落ちていった
そびえたつ 高層ビルの群れは
水色に 濡れている
http://design.style4.info/2012/12/the-deep-sea-mystery-circle/
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