2012年11月26日月曜日

湧き上がる狼煙

正月の初めに   毎年開催される   箱根駅伝


正月早々  大々的に行われる行事には   呪術的な意味があるはず


そういえば


中国大好きのあの子が   スポーツとは縁遠いのに


唯一興味を示して   毎年楽しみにしていたのが   箱根駅伝だった



大手町から箱根へ   箱根から大手町へ


走るのは   関東の若い大学生たち


コースは   関東を支える大動脈




箱根のエネルギーを東京へ流して   新しい年を始める


政治経済の中枢に   毎年箱根のエネルギーが注入されている


1920年から   1923年に関東大震災   その後の関東大空襲


ずっと東京を維持するために   せっせと結界を張り続けていたんだな


それができなくなった時   大手町は終わるかもね


地のエネルギーに欠いた東京が   どうして維持されているのか


これでよくわかった


箱根に湧き出る   地のエネルギーが


埋め立てて造られた土地を   支えていたんだね


だから箱根からの供給が途絶えたら


箱根に何かあったら   東京も同じ運命なんだね


東京は   箱根に支えられていたんだな


東京という囲いの   根っこだったのか





大手町と入力しようとして   追手町と出てきた


ここは裏門   表は皇居


王手町かもしれないね


裏から表へ   目立たないように   入って行く


それが箱根駅伝の   狙いでもあるかもしれない



東京の人にとって   温泉といえば箱根


以前テレビで見た箱根の街が


東京の様な気をしていた



エヴァで   第三新東京市という名で   舞台にされたのも


ここが東京と繋がっていることを   潜在的に   見ているんだな




そういえば   箱根駅伝に出た人に会ったことがある


駅伝のランナーからは   オリンピック選手も生まれているけれど


その人は   浅黒く険しい顔立ちで   イケメンなのに


いつも不潔そうな格好をして


まるでホームレスのように   同じ服を着ていた


バイト暮らしで   人生に迷っていて


そんな彼が   昔は箱根駅伝に出るほどの


輝かしい時代があった


その後   陸上を止めてから   


燃えつき症候群


人生から興味を失ったのか


魂まで   燃え尽きたようだった




実は私は   昔から箱根に   何か胡散くささを感じていて


箱根の関所だとか   あまりいいイメージがなかったせいかもしれないけど


観光に行っても   印象は変わらなかった


今   「 箱根  温泉 」   で画像検索してみたら


夢殿のような旅館ばかりで    人工的で


ギョッとする


そういえば   社員旅行は伊豆箱根が多い


箱根の温泉旅館は   夢の付け替え場所として


機能しているのかもしれない



地獄谷
地獄谷・・・地獄の入り口のことかもしれない

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