2012年9月1日土曜日

崖の上の奇跡 (後)

与論島周辺について調べていたら、過去最高級の大型台風が与論島を直撃・・・しているニュースが気になって、何を書きたかったのか忘れてしまった。うーんと。うーんと。ああ、想い出した。

fossamagna.jpg


以前フォッサマグナについて書いたとき、東日本と西日本は古代から別の土地として地理的にも意識的にも別れていたんじゃないかと書いた。日本が単一国家として日本人が認識したのもようやく江戸時代になった辺りとか最近のことではないかと。昔から東征をしていても、幕府のトップを征夷大将軍というほど、東日本というのを同じ民族とは想っていなかった。日本の中で東と西というのは、潜在的には決して繋がってはいなかったのだと想う。東北の存在は、西へのエネルギー供給という役割でしかなかったのは、江戸吉原遊郭の遊女や、戦後の集団就職がほとんど東北からやって来たことをみてもわかる。

で、それはプレートの構成を見ればなんとなく納得できる部分がある。フォッサマグナを境にユーラシアと北米プレートに分かれていて、大昔は海だったところが今度は南北アルプスを戴く巨大な山脈を形成している。これを超えるというのは大変なことだったろうし、心理的に東西を隔てる大きな壁になっていたと想う。

東日本大震災の後、「絆」という言葉が巷に溢れた。これは糸が半分、つまり潜在的にコードが半分になった、というお知らせだったらしい。つまり東日本を束ねているコードが抜けたと。

そして現在原発の放射能汚染を恐れて、関東から西日本へ退避する人が増えている。これは、コードが抜けただけでなく、心理的に東日本のエネルギーを受け取ることを拒絶していることになる。

これ、結構大きなことだと想う。なぜ東征が始まったのかよくわからないが、そこにエネルギーがあるから、何かあるから命がけて進んだはずだ。
日本という国が出来上がったのも、これまで一つの国として体を成していたのも、東日本を征服したからであって、もしサヨナラするなら、プレートの構造上、いつこの国家がバラバラになってもおかしくないと想うのだ。地理的にこの国はフォッサマグナで真っ二つに分かれて別々のプレートに乗っかっているのだから。


何が言いたいかというと、二つのプレートが繋がって地続きになり、東日本を従えたから日本という国で統一することが可能だった。
日本中に神社を建て龍穴を塞ぎ結界を張ったのは、東日本を西日本に繋ぎとめるためというか、そういう風に綱を張らなければ一つの国として想念の集合体を集めるのはできなかったのかもしれない。なにせ、プレートレベルでは地殻のエネルギーは別々で通じ合っていないし、地上で表面的に一緒になろうとするにはエネルギー的に無理がある気がする。つまり、人工的な結界によって一つになっていたのなら、結界が崩れて自然の状態に戻ったら、別れてしまう方がむしろ自然ということになる。

もしこれから西日本が東日本のエネルギーを拒み続けていたら、潜在意識の世界はやがて現実に投射され、現実的にこの国が真っ二つに分かれても不思議じゃない。それは天災という形で現れたり、政治から始まるかもしれないが、それがいつか地理的にも二つに分かれたとしても、私は驚かない。こんな風にプレートを跨いで一つの国として統一されているのは日本ぐらいだからだ。

「ヨコハマ買い出し紀行」をアニメで観たのだけれど、主人公が遠出をするエピソードで、とくに何が起きることもなく、何の目的もなく、静岡辺りで引き返してしまう。そしてその先の情報が何もない。関東方面からは何かしらあるのだが。


日本が分断されるかもしれないという予言は前から出回っていて、それは集合無意識が発しているサインではないかと想う。

2020年予想極東マップ

それは中国の侵略という形であったり、原発による管理区域という形であったりするが、現実にどういう形を取るのかはわからない。だけど両方とも、フォッサマグナを境として東西に分かれてしまうというイメージを見ている。多分これは実際の事象よりも、その地の魂や土地が先祖がえりするっていうイメージが集合無意識に降りてきているんじゃないかと想う。

がれきの処理を全国的に負担しようとしたのは、まだ繋ぎ止めようとしていたのかもしれないけど、それが却って各地に拒絶反応を起こさせ、深い意識に伝わった恐れも・・・。

ちなみに、西日本が中国、東日本がアメリカの管轄となったら、プレート的には同じグループに属するからありえなくもない・・・。

日本という国の上で中国筋と米国筋の対立が見られるのも、プレートレベルでいえばこの国が双方のプレートを跨いで成立しているせいともいえる。両大陸の干渉から逃れられないのも、この国が両プレートに走るエネルギーを共有しているせいとも言えて、オカルト地質学的には極めて自然だと想うのだ。日本列島の真ん中でユーラシアと北米プレートが衝突している様は、まさに人間の世界でも同じような現象を招いているわけで。

逆に言えば、日本の力の源泉はいくつものプレートのエネルギーを従えているせいかもしれないし、プレートテクトニクスによって構造を知れば知るほど、なんというか、見えない世界の采配を感じずにはいられない。

結局ムー大陸、ムー文明はどこに行ったかというと、フィリピン海プレートにあったものが、このプレートの回転・移動の速さのせいで、琉球海溝に飲まれていったんじゃないかなという気がしてくる。どうしてフィリピン海プレートや太平洋プレートの進行が他のプレートよりも圧倒的に速いのか、それが今は謎に想えてくる。

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