2012年5月28日月曜日

さかさまに輝く空

先週はずっと空気が重い気がして


出不精になって


金環食の後   その重い空気が晴れたんだけど


次の日から


なんとなく憂鬱な気分になって


翌朝には   とうとう体調を崩してしまった


まあ軽い頭痛なんだけどね




マスコミが大騒ぎするイベントには


大体想念の仕掛けがあって


あんまり乗らない方がいいとは思っていたんだけど


数百年に一度と聞けば


そりゃあ見ておきたいと思うがな





日食前に   体力的に落ちていたのと


どうも日食をテレビで観たときに


あのグループのライブを観たのがいけなかったような・・・


あそこでせっかく取り入れたエネルギーに


詰まらない印が付けられた気が・・・


なんとなくよくないな・・・う~ん・・・やばいんじゃないかこれ・・・?


と思いつつ観ていたんだけど


あの曲が嫌いじゃないんで・・・(^^;)ゞ





でも多少体調を崩したとはいえ


あのシルバーリングを見逃すことに比べたら


たいしたことない


それぐらい


銀色に輝く   五月の青い空に浮かんだ


まるでティファニーのエンゲージリングのような


銀の輪は


水面に映る   さざ波のように


みずみずしく   神秘的で


そしてそれはまた


何かの号令のように見えて


私は思わず   目をそらして


早々に部屋に戻った



崩したのは体調だけでなくて


なんとなく不安感がつきまとって


タイミングも狂いだして


普段ならありえないような   トラブルが続いて


体調だけなら   自分の気持ち次第


だけど   つきまとう不安感


それに連れて起こるアクシデントの数々


タイミングの悪さ


少し怖くなってきた   (  ̄д ̄;)






そんな折


出かけた場所の近くにある   水族館に寄ってみた


本当は徒歩数分のアクアスタディアムに行くはずだったのが


電車を乗り継いで


公営の水族館に行くという   ( ;一一)


脱力した感は否めなかったんだけど


そこはこじんまりとしている分


イルカもアシカもアザラシもペンギンも


手を伸ばせば届くほどに   間近に見えて


突然現れて   話しかけたりもして


動物たちの意外な姿を見ることができて


それはそれで   とても楽しかった



行きたい水族館に行けなかったという


タイミングの悪さは続いていたけれど


私は大きな遊園地より


移動遊園地や


シルクドゥソレイユより


地方サーカスの方に


哀愁を感じて   足を運ぶタイプなので


ハコモノの大きさにはあまりこだわらない


まあ私らしいかなとは思ったw



お魚というより   海の動物たちに会ってきたおかげで


私に付けられた   印のようなものが


一気に消えてしまったので


とても晴々している


気分爽快





イルカには   ヒーリング効果があって


自閉症の子供の治療に


イルカと遊ぶことが使われていたりする


南の島で   イルカと泳いだことがある


イルカと泳いだ後の数日間は


泳いでいた時の浮遊感だろうか


陸の上で生活していても   精神は水の中を泳いでいるようで


現実の生活に戻っていても   意識はある一定の


幸せな領域にいるようで   灰色の風景の中に居ても


心はバラ色で


それはそれは心地よかった





イルカは   高い意識の領域に住む生き物らしく


イルカが笑った顔をしているのは


本当にイルカが   一切のネガティブな感情がない領域にいるからで


イルカの声や   イルカの側に行くだけで


その音が   波長が   その領域に   人間を連れて行ってくれる



狭い水族館の中に閉じ込められていて


本当は   かわいそうにと思ったりする


見世物にするために   人間が連れてきた



水族館や動物園ができたのは


今のように   写真も映像もなかった時代に


人間が   未知の世界を知る唯一の手段だった


けれど


現在のように


いろんな技術が発達して


動物の生態をリアルに捉えることができる時代に


自然をテーマにしたドキュメンタリーがたくさん見れる時代に


動物を一定の場所に閉じ込める   ハコモノの存在は


罪深いように思えてくる



アシカやイルカが   ショーをすればするほど


物悲しくなってくるのは


私だけじゃないだろう



ここ数十年で   水族館がとても増えている


人工海水の開発で   内陸でも水族館を作れるようになったらしい


海との縁を   強く求めているのだろうか





あの曲は   派手でもなく


かといって地味でもない


女性受けしそうな   ミドルテンポの大人っぽい曲で


あのグループに強力な女性アドバイザーが付いていることが


よくわかる


あの曲をメインに持ってくるセンスは


男性のものじゃない



曲名に   「さかさまの」なんて


変なタイトルを付けるなと思っていた


そしてあの曲の歌詞で頭に残っているのは


覚えているのは


実は・・・



わかってるんだ


さかさまの~   き~らき~ら光る~空があったよね~



の部分だけ   (- - )   イントロとサビ・・・    


金環食には   ぴったりの曲なんだな


そういえばライブも   シルバーリングのセットをバックにしてたっけ


呪いの歌も   裏を返せば   祝福の歌になる





わかっているんだ     (もう既に明らかになっている) 


さかさまになっている   (天と地が入れ替わって)


きらきら光る        (光る金環食の)


空があった         (空があったとさ)



あの歌をあの瞬間に生で歌わせたのは


それが号令だったから




もう天と地は逆さまになって


太陽が月に隠されることは


既にわかっていて


さかさまになった空は


きらきらと光り輝く






dolphin.jpg

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