2015年2月19日木曜日

まぼろし~! その2



君もシャーマンになれるシリーズ31(最終回) ~人類は「幻覚」をみて、やがて「精霊」を。そして「観念」を生み出した~
自然に対して適応的な脳回路とは、本能を超えて、自然の「摂理」、「秩序」、「法則」に適応することに他ならず、人類が自然そのものを対象化し、自らが自然の一部であることを認識して自然と一体化することに他なりません。

現 在人がみる幻覚には強い「感情」と「感覚」が伴っています。始原人類が体験した幻覚も、「恐怖」、「畏れ」、「共感」、「多幸感」といった複雑で強い感情 や感覚を増幅させたことは想像に難くありません。同時にドーパミン以外の様々な脳内伝達物質とそれに関連した脳回路も強化していったと考えられます(例え ば、エンドルフィンは多幸感を、オキシトシンは仲間への信頼を強めます)。思考的な繋がりを持たない観念以前の脳による幻覚体験とは、これらの「感情」や 「感覚」が中心だったと考えられます。

「感覚」や「感情」の意味を観念的に捉えられない観念以前の脳は、これらの強い「感覚」や「感情」が生起する体験を通して、やがては『自然』『摂理』『秩序』『集団』『仲間』という概念の原型となる「観念感覚」を見いだしていったと考えられます。・・・

「観 念」を持たない彼らが感じ取った“所在不明”のそれらの「観念感覚」を、脳内で“理解可能”なものに置き換えて見た「幻覚」、それが『 精 霊 』だと考えられます。この「観念感覚」を具象化した『精霊』は『 観 念 』そのものであり、観念の始まりが『 精 霊 』だといえます。

・・・以下に、変性意識状態、統合失調的状態で捉えられる『精霊』がどういう「意味」を内在したものなのかを例示する記事を引用します。「巫病」と思われる「分裂病的体験」を経験した方による非常に貴重な記述です。

「夢幻的世界」へ
まずは、「地球」ということが大きなテーマとして浮上してくる。「地球」にまつわるさまざまなイメージが展開するとともに、私自身がその「地球」そのものになる(一体化する)ことを味わうのである。これには、物理的な「音」が自分の内部から直接のように響くということがあり、それがさらに発展して、音が、もっと底の地球の内部からのように反響するようになって行ったということも関係している。そこで、私の世界は、まずは地球大に広がり、地球と同一化することをイメージ的に経験するのである。

・・・ さらに、このようなイメージは、「地球」から「太陽」さらには、なぜか「土星」へと広がっていった。それぞれ、「神話的」な内容の「物語」が展開し、また それと「同一化」したと感じることがあった。特に「太陽」では、自分が「太陽」であり、「アニマ」が「月」であるというイメージから、「太陽」と「月」を 巡る様々な宇宙的出来事と、それが地球の歴史や現在の文化にも反映しているかのような内容のものが展開された。

また、太陽と同一化したと感じたときには、自分が意識を強く張り詰めると太陽が強く輝き、それを弱めると輝きが弱まるということをはっきり体感し、恐ろしくなるということがあった。

この点についても、これを「自分」なるものが「太陽」と同一化(拡大)した、あるいは、自分は太陽を支配できる、などと受け止めてしまうと、端的に「誇大妄想」となる。この状態では、日常性をかけ離れた様々な宇宙的イメージが現れ、それは連想などにより止めなく発展して行くので、「誇大妄想」の元はほとんど無限にあるといえる。第2段階の「幻聴」段階での「問題」が、「迫害妄想」であるとすれば、この第3段階の「夢幻様状態」での「問題」は、「誇大妄想」なのだと言える。」





この分裂病患者さんと似た話を
しばらく前にテレビで見たのですが
「ホンマでっか?」でw

お笑いの黒沢さんがこれに近い体験をするという相談で
(地球が窪んだり出っ張ったり歪に変形していってしまう、それを直さなきゃ!)
そういう妄想みたいなのを本気で悩んでいて
泣きながら相談してました

そしてその相談を受けていた昆虫好きの学者さんが
自分も同じ体験をする
寝ているときに体がどんどん膨張して
光速で宇宙の終わりまで行ったとか
話していて


周囲は唖然としたんですけども


でその回答として
彼氏を作りなさいということでした


つまり誇大妄想が止まらなく大きくなるのも
自分自身の身体性の欠如によるから
観念ばかり大きくなってしまう



私たちが体を持っている理由って
案外そこにあるのかなーと


体がなかったら意識ばかりが永遠に大きくなる
自分自身が自分の世界に呑み込まれる
自分の意識  自分の妄想
観念に呑み込まれてしまう
最後はまどまぎのまどかみたいになっちゃうわけで
体が要らなくなってしまう


体という重りが
私たちを地球上に留めて置いてくれている
他のものとの繋がりを繋ぎとめてくれていて
身勝手な観念に埋没することを
防いでくれているのかなあと




「精霊」は、自然や宇宙と「一体化」・「同一化」した感覚であることや、心の奥から湧き上がってくるものであることが伝わってきます。同時にそれは、「自分」という境界が揺らぎ、自己と外界が「融合」し、「繋がる」状態であることを示しています。

ここまで見てきたことから「宗教」を捉えなおしてみると、多くの宗教家は「精霊」に相当する「幻覚」をみて、様々な宗教観を得てきたであろうことがわかります。注意すべきは、精霊は、本来、自然と人間が一体となって初めて「精霊」たり得るということです。そこが不十分であれば、人(脳)の内なるものが表象した「精霊もどき」をみることになります。
それは、「幻覚」と大差のないものであるばかりか、ヘタをすると自我に毒された都合のよい「幻覚」を「精霊」や「神」だと思い込んでしまっている可能性があります。また、彼らが「精霊」をみて得られる「観念感覚」をどの程度言葉化できているのかが疑問としてでてきます。ましてや、弟子達が言い伝えてきたものがどの程度正確なものなのでしょう。





私の偏見ですけど
宗教色の強い地域って
飢えが加速するような気がするんですよね


宗教って夢みたいなものだから
幻想を維持するには膨大なエネルギー
想念量が必要だと想うのです


宗教なんて生まれては消え
個人が俺が神と言い出して
それに付いて行く人がいなかったら
いつまで経っても新興宗教
カルトなまま

石投げられて終わりですよ


それが大衆を巻き込んで巨大勢力化して
尚且つ衰退しないよう続けるには
相当それに注ぐ必要がある


信者が離れたら終わりだから
そのために人をコントロールする
厳しい戒律やルールがあえて必要になってくる
犠牲者を生み天国へと送り届け
見えない世界からバックアップさせる


人員確保のための
そのための戦争であり
そのための生贄  犠牲なんだと想う


すべては一神教を続けるため



人類が宗教に注いでいるエネルギー量が
人類に飢餓を招いている




調和したエネルギーは倍増するから
「精霊」とのコンタクト
シャーマニズムで生まれた幻想なら
この世界に膨大な富をもたらすはずなのです


争いを生むということは
エネルギーが枯渇しているということ
それはその宗教の存続の危機

負債ばかりで利益を生まない会社を
ずっと続けているようなもので
ねずみ講のようなビジネスモデルで
信者を増やし続けないと
潰れてしまうほどエネルギー不足



初めは精霊との繋がりで得られた宗教観も
やがて効率よくエネルギーを集める
集金装置になってしまう
精霊など見たこともないそのフォロワーたちによって
















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