入院をしている間
毎日悪夢ばかり見た
それほど怖いものでもなく 基本的に私は悪夢は見ないし
入院生活は 自分の体調はともかく
とても快適だったから
不安になる要素はなかった
だからきっと
病室の誰かの意識が 混じったんだと想う
不思議なことに なぜかイギリスの夢を
よく見た
医療の提供を組織化した
世界で初めて 国民皆保険の医療制度を確立したのは
イギリスで 夏のオリンピックの開会式でも
盛んにアピールしていたけれど
それはつまり
セレモニーで 白いベットに乗せられた子供たちが
悪夢を見ていたように
病院で見る夢は イギリスへと繋がるものに
何かを見せられるように
なっているのかもしれない
調べてみると
この制度は 以前記事にした
揺り籠から墓場まで
をスローガンにした イギリス労働党の社会保障制度の政策の一つで
1948年に設立されたらしい
国民にとっては有難いはずのこの制度
私も病院ではお世話になったから
その有難さは痛いほどわかるけど
オカルト的には別視点が きっと存在する
夢の話 まるで5本分のドラマを見たようだ
その1 貞子の夢
夢の中で貞子が出てくる
テレビに貞子が映っている
まるで車のCMのように 車窓から長い髪と
白い帽子を なびかせて 微笑んでいる
私はとりあえず怖いので
台所の床に座って 隠れてみている
そういえば リングの結末って一体どうなったっけ?
うーん 想い出せない すると
貞子が映画のシーンよろしく
テレビから這い出してきた
なぜか私は 外国人(白人系)2名に連れられて
逃げることになる
その2 英国軍VS女王陛下
外に出たら 私が居たのは 大使館のような場所の敷地だった
その中を走っていると
女王陛下の戴冠式のような 儀式に移った
女王陛下は英国軍と 激しく対立していて
不満そうな顔で シャネルの袋を下げて
列をなして 歩いていた
英国軍に 囲まれているのかもしれない
ノルウェー という言葉が想い浮かぶ
バイキング?
逃げ回っていた私たちは
今度は 英国軍に追いかけられて
ロンドンブリッジが見えるテムズ川に出たんだけれど
なぜかテムズ川は 広い野原 湿地帯にあって
ほとんど沼のような 黒い川で
私はそこに飛び込んだ
その3 アフリカの危機とロンドン
いきなり
真っ黒に焦げた 馬やキリンなど
四足の動物たちが 足を空に向けて
倒れている姿が 現れる
焼き焦げた大地 動物たちの大量死
恐ろしい風景
何が原因かわからない
大干ばつか 高温による山火事の発生か
ここはアフリカ 砂漠地帯とサバンナ地帯が接している
赤道よりもずっと上
スーダン チャド ニジェール といった辺り
私はそれを 国連のような場所で訴えている
アメリカと中国が地球上で好き勝手やっている間に
アフリカが大変なことになっている!
その場に参加しているイギリス代表は
白髪の巻き毛をした紳士だけれども
Mr.ビーンのような表情をしながら
なるほど と私の話に頷くが
手元の落書きを見ると
赤いペンで ロンドンのストリート地図を描いていて
ロンドンの街の通りには
何か仕掛けがあることを伺わせた
そしてその意味は 限られた人たちだけが
共有しているらしかった
その4 ツバル?
海面上昇が激しくなった世界で
東南アジアの島に住む 子供たちが現れた
彼女たちは 海抜が上がってきて
内陸に閉じ込められていた
学校に居るのに 校庭が作れない
寄り添って 膝を立てて座っている
少女の悲しい顔が浮かぶ
その5 M○H○Oさん宅
私と数人は その家に招かれて宿泊したようだ
大豪邸で 都市建築のような
ガラスや鉄が見られる
モダンな作りだった
父親は大手化粧品会社の社長で
細見で ベージュのコートを着ていて
ロマンスグレーの髪を 短くしていて
どこか病み上がり ガンに冒されていたようでもあった
彼が やる気のあるところを見せて
自分と同じ部下を育てたいという
それは間違っていると 私はいう
秋の早朝の出勤時間
私は親子が出かけるのを見送る
また来てね と
M○H○Oさんは私に言う
夢で見る彼女はいつも
優等生で お嬢様で 透き通るように白い肌で
ストレートのロングヘアだった
彼女は お金持ちのお嬢様で
なんとなく チヤホヤされたいんだなと想った
着替えるために 吹き抜けの
メゾネットタイプのクローゼットに入ると
何着もあるカラフルな服があって 着替えようとすると
父親の会社の社員たちが
一斉に現れ あらゆるドアや窓から
私たちが着替えようとするのを
覗こうとする
着替えの姿を見られたくないので
私は止めてください と言った
その6 オマケ
お世話になっている とても体格のいい看護婦さんが現れて
発狂して自分に向かって来た
そういえば とてもやさしくて 感じのいい人だから
話をしたのに 一方的に返されて
印象が違った覚えがある
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