なぜ気づかなかったんだろう
ずっと ずっと
サインはどこかしこ あちこちに
あったのに
どうして気づかなかったんだろう
女性服のファッションに マリンルックが流行りだしたのは 少し前
波間を表した ボーダーを着ている人が増えた
それは季節を問わず
夏が過ぎても シャツにはいかりマークが刺繍されていたり
紺色のコート ブルージーンズ
白に合わせたり グレーに合わせたり
冬の海を想わせるかのように
海のイメージは 女性服に 一年中現れていた
海賊の話が 世界中で大ヒットするのも
それは探しているものが 海にあるからだった
今世界が必死に探している物
それは 海のコードだった
そんな単純なことに どうして気づかなかったんだろう
うとうとして 眠りに入ろうとする瞬間だった
突然 鮮やかなイメージが 写真よりもはっきりと
どかっと 降りてきた
まるで 時空を飛び越えて
そこに放り投げだされたように 一瞬
私は そこにいた
すぐに我に返ったけど
まるで 頭をバットで殴られたように
脳みそが揺れたような気がしたから
私は てっきり また
大きな地震でも 起きたのかと想って
驚いて 目が覚めて
布団から飛び起きてしまった
それは 明るい太陽の日差しの下
南の島の 金色に輝く砂浜に置かれた
貝殻や 海の幸の宝物だった
赤いロブスター
ホタテの貝殻 様々な形の きれいな巻貝
美しい ヒトデ サンゴ サザエの
白い貝殻
真珠の貝殻
それらが ピカピカに光って 輝いていて
まるで お供え物のように 砂浜に
置いてあった
海からの 贈り物だった
それは 波が持ってきてくれたから
海が 自然の海を意味するのか
潜在意識を指すのか
私にはわからない
ただ 海のコードが返ってきた
戻ってきた
世界中の海賊たちを使って 探しているのは
この海のコードだった
女性たちに 海のコードが戻ってくる
海のおひめさまが 戻ってくる
だからずっと 女性服には
そのサインが 合ったのだ
海のおひめさまが 戻ってきた
海のおひめさまが 長い髪を揺らして
波に乗りながら 還ってきた
海賊たちがどんなに探しても 奪おうとしても
無理
それがきっと 彼らは宝物だと気づかない
地震の予言 自然災害の予兆は
本当は このことを指していた
それは人の意識に まるで地震のような
大きなショック 揺れを伴うから
潜在意識のイメージでは そう見えてしまう
本当は 自然のコードが返ってくる
それが自然の災害に見えたのだ
海のコードが返ってきたら
今度は山のコードが返ってくるかもしれない
それが噴火のイメージになっている
それとも津波が来たから 海のコードが戻って来たの?
もしかしたら また 海がやって来るかもしれない
そして山のコードの後には
地のコード この島のコードが戻って来る
そのとききっと この島の 古代の人々の意識と
繋がることができて
一体誰が この島にやって来て
一体誰が 攻めてきたのか
はっきりと その顔がわかるようになる
彼女が姿を消したのは
この時が来るのを知っていたから
戻るべき人のところに コードが戻れば
誰がそれを 掠め取っていたのか
誰の元にあったのか
見えてくる
今 意識が 東北 北関東の上空 森に飛んだ
関東と その先 南を見ている
関東平野 東京湾が見える
ずっと続く森 古代は
ここら辺一体 全て森だった
岬の方まで 入り江の方まで
森が茂っていて 開拓されていない
森で覆われている
私は待っている 私は知っている
もうじき 奴らが やって来る
その顔を はっきりと拝ませてもらおう
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