紙幣は紙で出来ている 植物の 木の想念から
出来ているもの
紙幣は 価値の交換機能としては
とても優れている
物々交換の面倒くささ
硬貨の重さを考えれば
植物の想念が乗る紙幣は 本当は
護符にもなるような 代物のはずだった
紙幣にかけられた 呪いは
お金に 自然の法則に反した
利子という 時間と共に 価値が増殖する機能を与えたからで
時間とともに朽ちていく 自然物の法則に反した
物理法則を与えたせいで それが一つの結界を作る
手段となってしまった
ゴールドなどの 鉱物だって
時間とともに 増えたりしたりはしないのに
お金だけなぜか 他人の手に渡った途端
勝手に増殖していく
流通しなければ 人々の手に渡らなければ
通貨の意味がないのに
それが長い間 ずっと人々を苦しめていた
紙幣が紙くずになるとしたら
それは結界が崩れたら 紙幣が持つ 本来の時間に
戻るだけ
時のねじが 巻き戻る
朽ちていく 紙幣は
その物が持っている 本来の 価値
自然の姿
金本位制にシフトして ゴールドに同じような価値を与えるとしたら
利子を生むものにしたら
それはまた 新たな結界を 張ることになる
そうやってまた 世界の終わりを 少しずつ引き延ばすのかもしれない
自然のエネルギーが巨大になりつつある今
果たしてそんな 大波にバケツで向かうような
人工的なエネルギーで 立ち向かう勇気には
恐れ入る
私なら 早く高台に 逃げようと想う
この世界で 大量に人が死に始めたのは
現代に入ってからで
それだけで 何世紀分の 命が奪われた
生活が富むにつれ 一方で 搾取が進んでいるから
私たちは 奪われているということに 気づきにくくなっている
古代の奴隷よりも 自由になる時間が少ないのに
安定した生活ができるおかげで 寿命が延びているおかげで
その代償として 甘んじて受け入れる
都会のワンルーム部屋が
充実した独房であることに 気づかない人は多い
搾取と 富が 加速したのは
工業化が進んでからで
工業化とはつまり この世界に 金属が行き渡るということで
金属のおとは 結界内で
空気よりも 早く伝わり
空気よりも 広く鳴り響くから
エネルギーは パワーは
すみずみまで浸透して
とても大きなおとの中に 私たちは生きていて
それは 私たちの耳から
自然のおと 声を聞く力を
失わせた
マヤ暦が終わった次の日 2012年12月22日に
シャンシャン シャンシャン
ドク ドク ドク ドク
鈴の音と 銅鑼の音を聞いたのは
宗教の 金属のおとの結界が 呪いが
実は私たちの可聴領域の 外に ずっと鳴り響いていて
それが 自然のおと 自然の声を
さえぎる 結界を張っていて
私たちは まるで聾唖のように
何も聞こえず
壁に囲まれていることを
教えてくれたのかもしれない
金属はまるで 蜘蛛の巣の糸のように
この世界に 網の目のように 張り巡らされ
それはときに 鉄の鎖のように 私たちの意識を囲い
綱のように 私たちの意識を 繋いでいた
石で塞がれた結界を 金属の綱で
私たちを 生け捕って
自然の音を遮断して
この世界を 支えていたの
今 金属のラインが切れ始めているのは
自然が 地球が
私たちを捕らえる 張り巡らされた 綱を切って
私たちに その声を 届けようと
そのおとを 聞かせようとしているからで
今この時期に 結界を支えている 金属に縋るのは
むしろ 自殺行為
だけど 自然と繋がれない者たちは
自然の声に 耳を澄ませるよりも
金属の繋がり 金属のおとの方に
リアルを感じて 引きつけられてしまうのかもしれない
金属のおとは 結界内の情報を聞くには
役立つからね
自然のおとを 取り戻し
地球の声に 耳を澄ませて
自然の流れに 身を任すか
金属のおとを聞いて 崩れゆく結界内の情勢に
耳を傾け そこに留まるのか
どちらを選ぶかは いくつもの生を繰り返した
魂が 知っていて
過渡期であるほどに
自分がどこから来たのか どんな顔をしているか
よりはっきりと 表れてくる
時代の変わり目に 多くの命が消えていくのは
レーンチェンジした世界と エネルギーが合わないからで
生き残る生物は 常に 最も環境に適応した生物
それは 地球の声を聞いて 地球の変化に合わせてきた生物だけが
生き残っているだけ
もはや私たちの生活は 金属なしでは成り立たないけれど
自分の意識を チャンネルを
どこに合わすかで
訪れる世界の意味が 受け止め方が 違ってくるもの
時の緩衝を受けないゴールドは
土地を所有する概念を生んだ 古代の支配者にとっては
とても都合のいいもので
変わらないゴールドの価値は 土地を所有するという概念と同じくらい
自然の法則に反した いびつな結界を 担ってきた
むしろ 土地を所有することが 資産となる
そう想わせるためには 同じように 不変の価値を持つ
ゴールドが 利子を生む通貨が 必要だった
私たちにかけられた ゴールドと 土地の呪いは
古代バビロンから生まれ
自然の法則に反した 不変の価値という呪術で
時代を超えて 永遠に私たちを 支配することを 可能にした
この二つは 何千年の時を超えて 人類を支配するために
発明された 車輪の 両輪のようなもので
土地の価値が暴落して 土地の所有が 意味のないものになったとき
片方の足が 外れたとき
走り続けた 支配の車輪は
ともに 脱線する
朽ちていく紙幣は 本当は
自然の法則 時間の流れに沿って
植物のエネルギーが 私たちの間を流れ
人々に 幸せを運んでくれる
優れたエネルギーのはず
私は 交換機能だけを持つ 紙幣が
将来 私たちの手元に
残ればいいと想う
紙幣が古くなるように その価値も 寿命があれば
誰もそれを 溜め込んで
お金の循環を滞らせることもなく
利権が生まれることもなく お金のエネルギーは
社会の中を ぐるんぐるん 回るから
みなが楽しく 生きていける気がする
江戸時代は 大晦日を過ぎると
借金は帳消しになった
囲いの中で 助け合っていきる 知恵だったのかもしれない
土地も所有できない お金も有限
そうなったら人は 本当に必要なことだけを
人生に求めるようになって
いかにこれまで 無駄にエネエルギーを消費していたか
わかるようになるかもしれない
エンデの遺言
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