2014年1月2日木曜日

ひらけヌマ

池の女神   池のカッパには


なにかあるような気がして   そんなとき


映画「 インスタント沼 」 を観た




インスタント沼
監督はこれが言いたかったんだと想う・・・ひらけゴマは集合意識へ繋がる呪文?






物語りは   母親が意識不明の状態のときに


進行する


母親は   物語りの始めで 


埋め立てられた池に   カッパを探しに行って


意識を失う



主人公である娘に起きた出来事は


母親の無意識が   引き起こしていて


蔵に閉じ込められていた  


沼の元になる   土が開放されて


土が沼に還ったとき


閉じ込められていた   沼のヌシ


金の龍が   昇天して


母親の意識が戻る



沼のヌシが   蔵に閉じ込められている


それは   蔵という   集合無意識に


ヌシが   閉じ込められていて


それは   沼のヌシとコードを持つ女性の   


無意識が   抑圧されていることを意味していて


その蔵の持ち主である旦那によって


閉じ込められている


旦那とは離婚したけれど


母親のコードは   旦那に付け替えられていたから   


母親は沼に   カッパを探しに行って


沼のヌシを   呼び覚まそうとして


意識を失った




旦那は   主人公の父親で


主人公に   悩んでいる時は


水道の蛇口をひねること   そんな教えを伝授して


その間に   自動販売機に   缶ジュースを買いに行ったり


食堂でご飯を食べれば   いいことを想いつく





水道の蛇口から流れる水は


集合無意識から流れてくる   エネルギーで


そのエネルギーが流れてくる間に


自動販売機の飲み物を飲んだり   食堂でご飯を食べるのは


集合無意識からのエネルギーを


体内に取り込んでいる  


そんな風に   イメージが   エネルギーが


インプットされる


父親は   蔵に封印した   沼のヌシのコードによって


集合無意識から   情報を得る方法を


知っているのかもしれない




貧乏くさい   骨董品屋の親父だけど


人が利用した物を集めるのは


その人のエネルギーを集めているようなもので


実は想念の世界で   案外大きな力を奮っているのは


こういう人なのかもしれない




その血を引いた娘が


子供の時に   蔵で見つけた曲がったクギに


強く惹かれて   ずっとそれを持ち続けて


その魅力を他人に語るのだけど


誰もそれを理解できない


赤く錆びたクギは   曲がったクギは


曲げられた   鉄のエネルギーそのもので


結界の印でもある


後にこのクギが   アンティークとなって


彼女を助ける


鉄の力の印が   彼女の所へ財を運んだ






将来の結婚相手の   写真が出てくるというマシーンは


エジプトのファラオの姿をしていて


古代エジプトの技法が


人の縁を操作している  


そんなメッセージが   あるのかもしれない


父親は   和風美女と再婚のために


そのマシーンにイカサマをして


自分の写真を   プリントアウトさせるのは


父親の血筋が


エジプトの神官でもあるのか


人の縁を   付け替える血筋であることを


表していて


こんな父親だから   沼のヌシのコードを持つ


母親と結婚したのだけど


コードを剥ぎ取るように   離婚して


再婚して   和風美女に付け替える前に


母親は   カッパを探しに行ったのかもしれない


抑圧していた   旦那の記憶は


沼の中から発見された   ポストの中の   


旦那宛の手紙として甦り


娘を父親の元へ   導いていく




沼のヌシが解放されて   大空を舞う時


再婚して一緒になった夫婦は   仲違いを始め


その運気は怪しくなった


大空を行く   沼のヌシが


再婚相手と   主人公に


フンを落としたのは


自分のコードを付け替えられた   再婚相手と


父親に寝返った?   娘に対する


母親の   しっぺ返しかもしれない


母親は   意識を失っている間に


娘を使って   蔵から沼のヌシを   解き放ち


再婚相手に付け替えようとしていた   父親の血筋から


運を取り戻した






娘の相棒は   電気会社の息子


最後のシーンで   その息子の作業車で


電信柱の   メンテナンスのために


電線に向かって   高く持ち上がって   叫んだのは


彼女が電気のコードを   手に入れたと


宣言しているようで


この映画は随所に   血筋に向けて


たくさんのシグナルを送っている





アンティークショップを開業した娘が


商品をすべて黒にしたら   大儲けしたのも


実は黒いものに力があることを   伝えていて


客のお金を   吸ってくれる




主人公の夢を   いつの間にか


喫煙仲間の同僚が   叶えていたのも


たばこをくゆらす間柄で


運や夢の付け替えができる


そんなメッセージが   あるのかもしれない




ゴミの山には   宝がある


水道の蛇口は   直感の宝庫


財を運ぶ   錆びて曲がった鉄のクギ


エネルギーのあるところを   シーンにして


流している   この映画は


はちゃめちゃな内容の割には


驚くほど大物の役者や   有名人が


出まくっていて   クドカンまで出ている


この映画の内容に反応した


血筋がたくさんいるのがわかる



実際この映画に出演した役者は


今でも映画界で   活躍している人ばかり





私は今まで   映画監督とは


面白い映画を撮るために


監督になるものだと想っていたけど


そうじゃなかった


内容の面白さなど   二の次で


血筋の広報として


伝える役目のある人が   監督やクリエイターになっている


そしてそんな作品は


退屈なものでも   面白くなくても


ちゃんとその世界で   人気や評価を集めているから


生き残っていくのは結局


彼らが欲しい物を   伝える人たち






人工的に集められた   集合意識を表す蔵と


自然に集まった   集合意識を表す沼


沼を蔵に閉じ込めることで


集合意識を支配する   力を得る


だから   蔵に集めた沼の土は


代々伝わる  家宝だった


それを解放させたのは


窮地に追いやられた   娘を救うため


沼のヌシ   カッパが見える   母親の力だった











numa.jpg
これが風間杜夫だったことに驚いた。スチュワーデス物語の教官のイメージしかない。結構オカルトな人かも


映画『インスタント沼』を鑑賞・・・・三木 聡監督の独特の世界観を堪能!!






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