2012年7月3日火曜日

北の海から

TV番組で   モンサンミッシュエルを特集していた


過去記事でモンサンミッシェルについて書いたけれども


その内部については知らなかった




モンサンミッシェルは   ロマネスク様式とゴシック様式の建築が


時代を経て積み重ねて建てられて


あの牙城のような外観になったらしい



内部の映像を観ていたら


東大病院の夢を見たときを想い出して


意識が遠くなる



東大病院の建築は   ゴシック様式を取り入れているけれど


恐らくそれは外観だけだろう


けれども私は夢の中で


既に東大病院の中に居て   そしてその中は


モンサンミッシェルとそっくりの   ゴシック様式だった


夢と現実の内容が逆になっている




モンサンミッシェルゴシックモンサンミッシェルロマネスクゴシック回廊



この回廊を私は歩いていた


そして東大病院だと想っていたそこには


ジェンキンスさんが   暗闇の中にいた




モンサンミッシェルは   フランス革命後


監獄だった時代がある



ジェンキンスさんといえば   佐渡ヶ島


まるでモンサンミッシェルのような   北の孤島


佐渡ヶ島といえば   絶海の流刑地






ジェンキンスさんの心は


今でも   囚人のように   閉じ込められているのかもしれない


それが 心象風景として


モンサンミッシェルの   ゴシック様式を通して


私の夢に現れたのか



佐渡ヶ島は金の産地でもある


潜在意識の世界に   発信する力があったりするのかな




芸術や建築の様式は


それ自体   潜在意識の世界で   記号のような役割をする


潜在意識は図形の世界


その時代の様式は   図形となって   様々な記憶を結び付け


そこに流れる想いを   浮かび上がらせる




モンサンミッシェルや   佐渡ヶ島は   罪人の流刑地というより


政治犯   朝敵とされた者が


時の支配者に追われた地でもある


モンサンミッシェルには   フランス革命後


政治犯が収容され


佐渡ヶ島も   順徳天皇や日蓮が


流された歴史がある


最果ての地で尽きた怨念が消えずに


渦巻いて


蘇ろうとしているのか




牢獄というキーワードから読み解けば


モンサンミッシェルと佐渡ヶ島を結びつけた


東大病院にも


閉じ込められた魂が 居るのかもしれない


標本にされた赤子の魂


白い巨塔に


切り刻まれた   養分たちの魂が


彷徨っていても不思議じゃないよね


それが彼らの


力の源泉だったとしても


不思議じゃないよね




佐渡ヶ島の歴史


モンサンミッシェルの番組を観た二日後に、今度は佐渡ヶ島の様子がテレビで流れていた。
こんな偶然ってあるんだろうか・・・

ZIPPEI 佐渡ヶ島の旅


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