2014年7月16日水曜日

幻の命



地球上に住む私たちは   地球の住人である人々は


地球からたくさんの   富を与えられて


地球で暮らすうえで困らない   いろんな能力を与えられている


それは   水や空気が


私たちが生きるために必要で


奇跡的な偶然で   地球に存在しているように


私たちが   すべての生き物や動物が


地球上で暮らしていけるのは


地球がそういう風に   用意してくれているから


すべての動物に   その環境で生きる能力が与えられているように


私たちは本来   地球で暮らすのに必要な能力が


十分に備わっているはずで


もし私たちが   飢えて   食物を手に入れることができない


軟弱な生き物だったら


あっという間に   死に絶えて


そもそも私たちが誕生した   理由が見つからない


人類がこうして誕生して   曲がりなりにも


種が存続して   繫栄したということは


人類が   地球上で生きることを許された


種であるということ


そして種の誕生は   地球がその種に


しかるべき環境で   繁殖して   繫栄する


チャンスと能力を与えていることを意味する


でなければ   なぜその種が生まれたのか


理由がわからない







絶滅した種がたくさんいるように


新しく生まれ種もたくさんいるのは


まるでパスポートの更新のように


賃貸の更新のように


地球環境が変わるときに  


新しい環境の   住人が変わっていく




さまざまな生物が   種の誕生と同時に


環境に適応した   生きる術を知っているのは


もともとそれが   その環境で生きるために


与えられた能力だから


それはきっと人間にも   当てはまるはず





私たちの本来の   生きる力は


他の動物や生物たちと同じように


大地から   海から   地球から与えられているわけで


そしてそれは   人類がここまで生き残り


繁殖するよう   導かれた能力でもある


私たちは今その能力を   とても危険な使い方をしてるけれど


本当は   私たちの生命力を高めるように


設定されていて


私たちの能力も   眠れる灰色の脳細胞も


理由なく私たちの体に   あるわけじゃない








運がいいことを   ツキが回ってきた


ツイている   そう言うように


月は人の運を司っていて


付け替えは   月替え






イスラムで   月の儀式をするのは


新月や満月   月食や日食


月のタイミングが   付け替えのタイミングで


月が与えてくれる力はつまり


付け替えられた   偽りの力






もともと   月という存在も


太陽の光線によって照らされて見える


太陽の光を付け替えて   存在しているようなもの


月は地球上の生物の記憶   歴史を司っているけれど


だからこそ   付け替えることもできるわけで


満月の光で   狼男に変身するのは


オオカミの情報を   人間に付け替えたから


月は壮大な   データバンクで


巨大なサーバーでもあるからこそ


他の生物の情報を   能力を


得られることができる


月によって与えられる能力は


生物の記憶を   能力を   付け替えたもので 


月が地球に   結界を張っているから


その中で   付け替えることができる


けれどそれは   幻想の中の   偽りの力






地球の結界が破壊されるときに


月が破壊されたり   落下してくるイメージは


月が地球の結界を   司っているからで


私たちが夢をみる時間に   月が現れるように


月は私たちの夢とイマジネーションも


支配しているから


私たちに力を与えてくれる


そんな存在に見えてしまうかもしれないけど


それは大きな誤解で


私たちの力の根源は   生命のエネルギーは


これまでも   これからも   地球にある








火星へのテラフォーミングや   


地球脱出に希望を与えるビジョンは


人類が地球によって生まれた生き物であることを


忘れさせようとしている


地球仕様の生き物が   地球に何が起きたとしても


他の惑星で生きていける保証など


あるはずもなく


ある予言者は   人類が地球脱出を図って


宇宙に飛び出したときに


地球がバリアを張って   戻れなくする


脱出した地球人はあえなく   そそのかした者たちのエサになる


そんな予言をしていたけれども


地球仕様に作られたクリーチャーは 


地球のエネルギーで   生命を与えられているのだから


地球を見放して宇宙へ脱出した途端   


ライフが0になるのは


当たり前







他の惑星に行ったとしても   地球というエネルギー源を失った


地球の生き物の   種が繁栄するはずもなく


私たちの生命が   どこから来たかを考えれば


地球という   巨大な命の上で生まれ   繁殖した


生命たちが   地球を離れたらどうなるか


地球上の生き物は   地球という一つの大きな生命から生まれた


壮大な   幻のような命







地球が人類という生命を誕生させて   育んで


人類が棲息できるように   能力を与え


一番適した環境を用意したのに   それを破壊して


尚も他で生きていけると想うなんて


他でも人類が存続できると想うなんて


都合がよすぎる話だと想わない?






人が地球という惑星で生きているのは


奇跡に近い確率で   


それはつまり   言い替えれば


地球は人類が暮らせるように   


最適化されたフォーマットで


他の惑星で一時的に居住できても


生命の源から離れれば   やがて先細りして


早々に   消滅してしまうような気がする








いよいよ地球が荒れだして


脱出しないと無理な風に誘い出すのは


いよいよ地球の結界が   ようやく壊れるときで


その時の地球環境が   人類の棲息に適していないなら


残念なことではあるけれども


もしかしたらその時   人類の眠れる脳細胞が甦って


すべての嘘がばれて   あらゆる支配が終わって


その時人は   地球を傷つけることなく


平和に暮らせる世界が   生まれるかもしれないし


結界の中でしか生きれない者たち


偽りの住人たちは   結界が壊れるとき


エサとなる地球人を誘い出して


一緒に地球を   飛び出そうとするだろう








人が本来の   眠れる脳細胞から目覚めたら


月の付け替えの能力など   手にする必要もないし


孤独からも   解放される


大地は   海は   木々は


みな繋がっているから


地球は一つの   大きな繋がりだから


人が本来の能力を取り戻すということは


孤独から   解放されるということ





結界によって隔たれていた   地球からの孤独から


月によって隔たれていた   宇宙からの孤独から



繋がりこそが   本当の力






月は今   日食を起こして


太陽を隠す


太陽を封印する   軌道にある




月がもう少し離れたら


太陽を封印することはできない



岩戸開きの神話は


月の軌道が変わって   太陽を封印することができなくなる


そんなお告げかもしれない













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