2011年9月4日日曜日

艮の金神

311は丑寅(艮)の東北で起きた。2011年3月11日は、卯年卯月丑日に当たる。


卯は東を意味する。さしずめ東京に当たる。震災は丑寅卯の事象と言える。


陰陽五行説では丑寅は鬼門とされているが、これは寅卯と相克の関係にあるからである。


申酉は、「和」や「伝統」を司り、日本の伝統的なもの、成熟、方位は西を支配する。ヤマトを示すもの。


寅卯は、若さや育成を意味し、植物が芽吹く様を表している。新しいもの、子供、方位は東。


これは占いレベルでもわかる話。


大和に対して鬼門に当たる丑寅。恐らく縄文を指している。潜在意識が活発となる丑寅の刻を恐れ嫌い、忌むべきものとした。


艮の金神は国立常神で災いをもたらすタタリ神とされていたが、古代の封印された神であるとも言われている。


震災が丑寅の神の蘇りなら、2009,2010年の1月2月に起きてそうだが、卯年卯月に起きたのは、東京への警告かもしれないし、自然の力が大きくなっているせいかもしれない。陰陽の理論が自然の緩衝を受けている。


人間に当てはめると丑寅の生まれは、成人した大人なら、1949,1950,1961,1962,1973,1974,1985,1986の生まれの人になる。


このうち、1949,1950,は団塊の世代で、1973,1974,はその子供である第二次ベビーブームの世代である。


日本の人口統計のグラフを見ると、団塊の世代と第二ベビーブーム世代の突出した人口により、まるで女性の体のように逆三角形の見事な曲線を描いている。それ以降の世代はスレンダーな足になる。


国立常神の目覚めと考えるなら、現在の日本で多くの人口を占める丑寅の世代が、最も大きな時代の波を被ることになるだろう。時代の波を引き寄せるともいえる。


肉体的な縄文DNAがその風貌に現れるなら、魂レベルの縄文DNAは丑寅の世代に宿っている可能性がある。


これは何も特別な意味ではなくて、日本に東北があるように、人間にも東北があるというだけである。象徴的な意味で。


日本の豊かさを作り上げた世代と、それを享受した世代。


マイホーム、専業主婦、年金、受験競争、リストラ、自殺、フリーター、海外留学・旅行、就職難、派遣、ニート、独身が恐らく最も多い世代。


彼らの潜在意識が時代に大きく影響する。そしてそれを大きく被る。波に乗る。


この年代でなくとも、旧暦では1月2月、申酉空亡の生まれは影響があるといえる。理論的には。表面的にはわからなくても、魂レベルで揺さぶりがある。そしていずれ表面化する。


彼らの魂に偽りは許されない。そのときを選んで生まれてきたのだから。宿った魂がそう告げている。

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