2012年4月20日金曜日

東へ西へ

��系遺伝子の統計によると、縄文遺伝子は戦後3割程度になったらしい。徴兵を経て尚3割を維持しているのは繁殖力が強いせいか。それ以前は縄文系の日本人というのは、為政者の脅威になるほど存在していたと思われる。軍人や文豪などの写真をみると、彫の深い顔立ちをした人が珍しくない。

日本人と言う単一民族の中で行われる征服と被征服者の意識下での攻防は、社会のいろんな現象に透けて見える。軍隊や学校、会社などの共同体で、なぜ悲惨で執拗ないじめや搾取が止まらないのか。これだけ富んだ国でありながら、10年以上もの間自殺者が三万人を超える状況がなぜ野放しなのか。時としてまるで白人が黒人を虐げるのと変わらない光景が同じ民族であるこの国の社会で垣間見れる。そんな矛盾を秘めている、それが日本という国であることを私たちはどこかで気付いている。

実は支配者層は国民を、下層にいる者たち―多くが彼らにとって異なる存在―を殺したがっている。潜在的にそのような願望を抱いている。それは生贄として、国家を維持するのにとても有効であることを知っているのではないか。

吉原遊女があって江戸幕府が繁栄し、第二次大戦後に戦後の高度成長期があり、阪神大震災でバブルを引きのばし、3万人の自殺者の命と引き換えに不況に耐え、東北大震災では尚円を強くしている。

うーんこの生贄説は2chかどこかから持ってきたもので、こじつけようと思えば何でもそうなるのであまり採用したくなかったけど、つらつら考えあぐねていると、結局ここに行き着いてしまう。

考え始めると恐ろしいことなのだが、この国は窮地に陥れば陥るほど、国民を犠牲にしようという傾向がある。となると、近い将来この国を維持するために、繁栄のためには、また必ずそのような犠牲が生まれるということになる。

犠牲者の方々には申し訳ないが、東北の震災後しばらくは安泰かもしれない。とても多くの方が犠牲になった。だけど歴史を見れば、第二次大戦から阪神大震災まで50年、それから10年ちょっとで今回の震災。つまり犠牲を作る悲劇のスパンがどんどん短くなっているのだ。国家を維持するのにそれだけ切羽詰まっている。もうギリギリのところまで来ているのかもしれない。

そう考えると、次なる犠牲はそう遠くない未来だとわかる。10年後とかではなくて数年後。実際阪神以後も大量の自殺者が続いていることを考えると、支配を維持するエネルギーはもうほとんど無いに等しいと言えるかもしれない。猫ブログが盛んに警告を発しているのがなんとなくわかるような気がする・・・。

徒に恐怖心を煽りたくないし、災害などいつの世も起きている。でも心のどこかで直観が拭えないのは、多分時代が加速しているせい。科学の進歩は人間の意識を、時間感覚をべき乗で加速させている。

どんな時代にもそこには人々のたくましさと笑顔があり、どんなことも乗り越えられる力があると信じたい。
杞憂であることを願うばかりだ。

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