2014年9月14日日曜日

鎖をほどいて



知ることで   どこまで結界を破れるだろうか


知ることで   どこまで潜在意識の縛りを


解けるだろうか




どこまで失われたものを   取り戻せるのだろうか










子供は   親に強く言われたことよりも


親の考えや   親の主張よりも


親が何気なく口にした   一言


本人さえも気づいていないような   感情の方に


強く動かされている






そんな   無邪気な一言や   感情に


子供は   意識のガードが働かない


だからいつの間にか   強く言われたことよりも


ぼそっと吐いたような言葉が   


潜在意識に刷り込まれていて


その言葉に沿うように   動かされている


そしてそちらの方が   親の本心だったりする








子供を芯から支配している親は   実は


子供の味方のフリをしながら   子供の自由を許さないタイプで


本当の毒親は   子供の人生を


自分の色に染めることに   悦びを感じ


じわじわと蝕んでいく


周囲には毒親にもみえないし   本人にその自覚もない


それはまるで   見えない結界のよう








結界が崩壊しつつあるなら


人の潜在意識を縛っている   結界も


想いではなく   時によって縛られる   意識の結界も


崩れつつあるはず


親が子の意識を縛る   結界も


自然の結界の崩壊とともに   崩れゆくのだろうか








夢を想い出して   潜在意識に刷り込まれたものが


少しずつ   炙り出されるならば


自分を縛る   さまざまな呪縛   親の呪縛からも


過去の呪縛からも


自由になれるのだろうか


自分が本当に望んでいるものに   手が届くのだろうか




過去の呪縛は   夢の記憶を想い出して


時を止めることによって   だいぶ自由になっている


でも親の呪縛は   血の記憶   血の呪縛









今   自然を縛る結界は   崩壊しつつあって


そろそろそれに気づいている人も   増えているけれど


人間の世界が変わるまで   まだ時間がかかる







奴隷解放宣言が   施行された日に


白人から逃げ出して   自由になった黒人奴隷は   


ほとんどいなかった



自由になったのに   実際に   


奴隷の身分から自由になろうとした者は


ほとんどいなかったという






条件が変わって   環境が変わるまで


環境が変わって   人が変わるまで


いくつかの段階を踏んでやっと   私たちは変わることができる


それほど人の意識に作られた   既成概念を変えるのは


枠に嵌められた   意識を外すのは


時間がかかるもの








気候が変わって   自然環境も   大きな変化が起きていて


私たちを取り巻く   条件は変わりつつある


環境が変わるまで   もう少し


人が変わるまで   さらに時間がかかるけれど


本当はもう   変わることが許されている






自然を縛る条件が   なくなりつつあるように


私たちの潜在意識を縛る   条件も


なくなりつつあるはず  


奴隷解放宣言が出された日のように   私たちの意識はもう


古い条件から   自由になることを許されている


ただ   まだ環境が変わっていないだけ





でももうそれも   変わりつつあるのかもしれない


親の言うことよりも   ネットを通じた世界の方が


子供の意識に   広く入りつつある気がする


それは大人の私たちだって   同じかもしれない


ダウンロードされてるのかもしれない








動物たちが   騒ぎ始めている   


巨大化し始めている


動物たちは   私たちの潜在意識


その力が今   大きくなりつつある


動物たちは   親の意識に縛られない


親を超えて   種の意識に   ダイレクトに繋がっている







私たちの   見えない親の呪縛ももしかしたら   


幻になりつつあるのかもしれない

















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