2012年11月16日金曜日

巨神兵だったり ゴジラだったり

気が付いたら   テレビでエヴァの特集をやっている


誰かがこのアニメは   怨霊史観だと言ってたけれど


改めて観ると   本当にそのまんまなんだな



観てもすぐ飽きてしまうから   ちゃんと観たことがない


てっきり使徒というのが   味方のロボットかと想っていたら


敵のことなのね   (^_^.;)


私が観たのは   ダイヤモンドのような形をした生命体


もはや生き物の形すらしていないのは


それが形のない存在だということを   意味しているの?


まるで見えない敵と戦っているよう




舞台は箱根   アニメのおかげで   箱根の光景がよくわかる



このアニメの異常な人気   ブームは


内向的で愛情に飢えた主人公の存在に   自分を重ねた人が多いからだと想っていた


強くないヒーロー   何で僕が   承認欲求と被害者妄想が入り乱れる  


思春期特有の悩みを抱えた主人公が受けた


そんな風に捉えていたけど


実はそうじゃないのかもしれない


私にはどうしても   



甦る怨霊たちに健気に立ち向かう私たち!




そんなナルシスティックな感情を見てしまう


あのアニメを   映画を持ち上げていた人は


なんとなく血筋が多いようなきがしたし


それがあの大きなブームの理由じゃないだろうか


千と千尋と似たような勢いを感じないでもない・・・




それよりも私が   心臓が止まりそうなほど   驚いたのは


恐怖で一瞬   寒気がしたのは


このニュース


ヱヴァ『Q』の同時上映が、ジブリ製作『巨神兵東京に現わる 劇場版』に決定!



私がおかしいのだろうか


今の東京で   311以後の東京で


未だ余震が続く場所で



巨神兵東京に現る



そんな映画を作るなんて   正気の沙汰じゃない




多分私がおかしいのだろう


私がゾッとしたのは   


私が東京に   巨人が甦る夢を見たせいだ


だから巨神兵が   東京にやって来ることを想像しただけで


叫びだしそうなほど   恐くなる


たかがアニメ   作り物


人はそう笑うんだろう



でも私の中では   巨人と東京のイメージは


もう現実と重なり出してきて


でなければこんなに   胸が締め付けられるほどの


恐怖を覚えたりしない




巨神兵にしても   使徒にしても


怨霊さんが東京を襲うイメージは


もうクリエイターにとって   既知のものになっているんだな


まあそれはゴジラの時代から


関東大震災   関東大空襲の時代から


東京は繰り返し   襲われ続けていて


東京を襲う何者かの存在というのは


東京と切っても切れない関係にあるのかもしれない


東京というのが   その発展と引き換えに


常にその代償を払っている   


そのイメージが   クリエイターたちの表現に   


繰り返し現れるのは


この都市の基盤の脆弱性を   無意識に感じていて


そしてそれは歴史的に見ても   明らかで


もはや既定路線になっているのを見ると


そろそろ   その時期がやって来るのか    





江戸時代は平和な時代だと想っていたけど


実は飢饉や   富士山の宝永の噴火や


江戸の結界が強固な分   大きな災害が多かったような気がする



巨人となって甦る
http://suishounohibiki.blog.fc2.com/blog-entry-235.html
孵化する卵
http://suishounohibiki.blog.fc2.com/blog-entry-236.html


カメラ的日乗3.0さんのブログより
ゴジラ上陸
ゴジラは海からやって来る放射能の恐怖を意味していたのか。本当は東京のはずだったんだろうな・・・
未来に起きることは予告されていることが多い


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