2012年6月11日月曜日

世界はまた始まりを迎える

アフリカ回復の兆し。

In Deepさんのブログより、ナショナルジオグラフィックの記事。
なんか嬉しいので紹介します。


サハラ砂漠、気候変動で緑化が進行か


green sahara


 地球温暖化はアフリカ大陸に砂漠化、干ばつ、そして絶望をもたらすといわれているが、実際の筋書きは大きく異なるのかもしれない。気温上昇によって、同大陸の最も乾燥した地域に住む人々の暮らしが豊かになるという研究結果が出たのだ。

 サハラ砂漠とその周辺地域は現在、降雨量の増加で緑化していることが確認されている。これが一時的な傾向でなければ、干ばつで苦しめられてきた地域に農村が復活することも考えられる。

 サハラ砂漠は約1万2000年前にも緑豊かなサバンナに変化したことがあるが、研究モデルではそのときの気候が再来し、砂漠が減少するという予測が立てられている。

 衛星画像によって、サハラ砂漠南縁部を3860キロにわたって東西に広がるサヘルという半乾燥地域に、緑化の兆しが見られることが確認された。

「Biogeosciences」誌に掲載された新しい研究論文によると、1982年から2002年に撮影された画像から、サヘル全域で緑化が進んでいることが確認できるという。また、チャド中央部やスーダン西部などでも植生が非常に豊かになっている。

 ドイツにあるマックス・プランク気象研究所のマルティン・クラウセン氏は、「気温が上がれば大気の保水性も上がり、結果として雨が多くなる。取りざたされている変化は、結局はそういうことなのではないか。主な要因は大気の保水力ということだ」と第三者の立場でコメントしている。

 最近の植生変化は、単に雨が降って一時的に雑草が生えただけなのか、あるいは樹木が根付いたものなのか、衛星画像では確認できないが、地上の実地調査では後者であると確認されている。

 ドイツにあるケルン大学アフリカ学研究所の気象学者シュテファン・クレペリン氏によると、北アフリカでは広範囲にアカシアなどの新しい樹木が繁茂しているという。 (以下略)




灼熱の砂漠に蘇る緑・・・なんて美しいんだろう。。。
サハラでは30年前から緑化が進んでいるらしい。緑化のキーは水分。たとえ砂漠でも水分が、湿度が生まれれば緑が生えてくる。鳥取砂丘も放っておくと緑化が進んでしまうため、あえて伐採していると聞いた。

水分=想いでありエネルギー、コードでもある。アフリカにエネルギーが戻りつつある。

想えば、アメリカが繁栄したのもアフリカの原住民を連れてきたからであり、王族が座を退いたのも世界を植民地化した帝国主義時代と重なる。

膨大なエネルギーがアフリカから世界へ流れて行った。それは同時にアフリカに、アフリカの想いに、世界は動かされるということになる。

0 コメント:

コメントを投稿