2012年6月27日水曜日

リバイアサン

��杯予選に日本中が熱狂しているとき


日本の選手が  名門チームへ移籍が決まったとき


スペイン   ギリシャが   深刻な経済危機に陥っている



ヨーロッパで活躍する選手が増えて


��杯への注目は   ますます熱くなっているけど


想えば


日本人の選手がヨーロッパに進出し始めたのと


グローバル化が唱えられ


日本の経済が   砂の城が崩れるように


海外へと   資金が流出していったのは


時期を同じくしている


日本人の選手が   大リーグで本格的に活躍し始めたのも


日本が不況から抜けられなくなってから




まあ時代の流れと言ってしまえば    それまでだし


何の関係があるのかと言われれば


ただの想いこみというしかない





スポーツに注がれるエネルギーは凄まじい


ときには殺人さえも起こりかねないほど


人は熱狂する



けれど   勝っても負けても


カジノと同じように


そこに注がれるエネルギーは


胴元に入っていく


カジノで   パチンコで   賭け事で


どんなに勝利しても


胴元以上の利益は上がらないように



グローバル化というのは


磁場の影響を考えれば


気のあるところから   ないところへ


流れるだけ



スポーツに熱狂するエネルギーも


円が海外へ流れるように


国のエネルギーが   外へ流れていく



オリンピックが開催される国は


戦後   巨大化する祭典に伴って


経済発展が著しい国で   


それは   ギリシャから始まる


聖火ランナーの儀式が


まるで4年に一度


世界中の結界を張りなおすかのように


世界を一周して


経済成長で   たくさんのエネルギーが生まれている


開催国で   拝火教の印を付ける




オリンピックの開催国は


もれなく   世界恐慌の波に


グローバル化の嵐に


巻き込まれることになる





参加国の経済力政治力と


その国の大会での成績は比例していて


発展途上の国に


経済大国の   身体的優位性を


その経済力を背に


まざまざと見せつけるのは


心理的には   戦争をせずに勝利するようなもので


土着の民族性を蔑み   西洋崇拝を布教するには   


この上ないイベントでもある



オリンピックが人を惹きつけて止まないのは


勝利者には   金銀銅のメダルが与えられ


それはすなわち


与えられる鉱物には


熱狂的に競技に注がれたエネルギーを


一身に集めて   残したようなもので


選手が記録よりも   メダルにこだわるのは


それを手に入れることによって


膨大な力を得られることを


潜在的に   感じているのかもしれない



実際国によっては   メダル獲得者には


経済的な支援も用意されており


そんな目に見える支援がなくとも


大会で得た多くのエネルギーは


その人物の一生を   影に日向に


サポートするし


人によっては   そのエネルギーに


負けてしまう者もいる





想えば   日本中が   日本シリーズで沸き立っている頃は


国の中で   スポーツに費やされるエネルギーが


内需拡大と共に   日本中を


ぐるぐる回っていた



��リーグが出来たころも   バブルの時期と相まって


スポーツに注がれる関心は


彼らの年俸と比例する


経済が先か   スポーツが先か


鶏と卵かもしれない





グローバル化とは


もはや自力では立ち上がれない


立っていられない国が


他の国の肩に寄りかかっているのを


まるで肩を組んでいるように


見せるだけ



世界の終焉が先延ばしされたのと


グローバル化が始まったのは


同じ頃で


今   海から出て来た大きな怪物が   恐ろしい口を開けて


私たちを飲み込もうとしている絵が浮かんだ







リバイアサン


リバイアサン
大きな政府は時として巨大な怪獣を意味するリバイアサンと呼ばれます。その元になるのがトーマスホッブスが書いたリバイアサンという本です。」

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