2012年7月15日日曜日

イワシの群れはどこへ行く  4

大津の件は   知れば知るほど怒りがこみ上げてくる


まさか自分がこんなに   この事件に引き寄せられることになるとは


想ってもみなかった


初めはただの事件だった


すぐに興味を失うと想っていたら


まるで2chが探偵にでもなったかのように


次々と   捜査がリアルタイムで進んでいくw


しばらく経って   警察が動き始めたとき


関東でも   強い風が吹き始めた   嵐の予感がする


また大雨が来るそうだ



ふと想った   この事件は   踏絵なんじゃないだろうか


この事件は   私たちの一人一人の魂に


深く沈んだ記憶の底へと   誘っているのでは




自然災害や政治によって   自分自身が苦しめられるよりも


囲われた子供の魂が   虐げられている姿に


養分たちの魂は


火が付いたように反応する


これまでどんなにネットが騒ごうが   現実を変えることはできなかった


富士テレビがミスったことて   始まった騒動は


もう   富士の結界が   機能しなくなっていることを示している


もう   護りが   なくなっている



ネットを通じて生まれた怒りの嵐は   


電波を通して増幅され


現実に   九州に   記録的な大雨をもたらしていて


日本全国を襲うだろう




怒りで木々が揺れている   強い風が吹いている
��ナウシカのババサマ風に)


大気を変えた怒りは   その内   時空を超える


空間を突き抜け   次元を跨ぎ


過去へとその意識は   イワシの大群は


深く深く潜って行くだろう


自然災害と   過去へ   記憶の蘇りは


リンクしている


それが結界を壊す   互いに作用して


自然が崩れ


大地が   ありのままの姿を取り戻し始めたら


過去が炙り出される   




大地の形が変われば   そこに刻まれた記憶も   歴史も


変わる


大地が水に沈めば   海がやって来れば


それは意識上から   意識下へ沈むことになる


そこに刻まれた記憶が   その都市の記憶が   その国の歴史が


海の底へと   消えていく


人類の   歴史の上から   消えていく


海の底へと消えていくと   意識下へと沈んでいくと


これまでの   その地であった   


全ての記憶が   もう想い出せなくなる






大昔に   沈んだ大陸の歴史を


誰も知らないように







歴史や記憶は   大地があって


定着する


時とともに   風化しても


その地に刻まれた想いは   木々に   石に宿って


消え去ることはない


歴史は   時間と記録の産物


水の中では


歴史も記憶も記録も   定着しない   流れてしまう


海に沈んだタイタニック


古代の王国


竜宮城


海の中の楽園は   伝説に名を変えるだけ



都市が水中に沈めば


その都市のことを


人々は忘れていく   その都市の歴史も記憶も


遠くなる   想い出せなくなる


水中に沈んだものを   意識下に沈んだものを


覚えていることは難しい


私たちの意識は   認識は   現実は


全て陸の上の出来事


それは私たちの顕在意識が


陸の上のものだから



世界の主要都市が   水中都市になったら


その国のことも   その都市のことも


人々の記憶の底に沈んでしまって


やがて忘れ去られてしまうだろう



たとえ津波じゃなくても   


大雨でも   液状化でも


浸水すれば同じ


水が入り込んで   大地が沈んだら


人の歴史はもう   記憶と共に


意識の上から姿を消し


水の中へと   流されてしまう






まるで初めから存在しなかったかのように








凪

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