2012年7月2日月曜日

盗電とはよく言ったもので

その晩   私は東電に   腹が立っていたんだと想う


『脱原発案  全て否決』


株主総会で見せた   首脳陣のふてぶてしさに


あの組織の力は何だろうと   どこから来るのだろう


そう想っていた






夢の中で   


私は電力の謎を探る   レンジャーのようで


調査のために


街中を   縦横無尽に走り抜けていた
��「ダークナイト」を観たせいね・・・)


民家の軒先を駆け抜けていると


たくさんの猫が   私を見上げて


前足を挙げて   応援してくれた


何十匹も   大勢の猫は


この世界では


幽体で   私にしか見えないようだ


民家の軒下には   住宅街には


幽体の猫が   半透明の姿で


たくさんうろうろしている




空を   電線沿いに   まるで電流のように   駆けていく


電線に走るエネルギーを感じたとき


ふと   売春している女性の絵が浮かんで


私は


そうか!


遊女さんか!


と夢の中で   叫んだ



東電のあの組織の異常な権力は


遊女さんのエネルギーを   利用している


そう気づいたとき


遊女さんの集合体   エネルギーが


まるで潮が引くように


すーーーーーーっと


電線から   東電から離れていくのが見えた





もうすぐこの世界から   電気が消える





住宅街を駆け抜けて


繁華街へ飛んで行った


賑やかな街角には   たくさんの建物に


たくさんの看板がある



私はビルの一角の屋上に立って


反対側にある   デジタル時計の   巨大な   真っ赤な電光掲示板を


見つめていた



「14:○○」



あと約6時間後



「18:○○」


になると   この世界から電気が失われる


私はその時刻になったら


キックして


この世界から去らなければならなかった
��「インセプション」ね・・・)


夜が近づくにつれ   明かるくなるこの街が


もうすぐ消えていくのを   ただ見ていた





109.jpg

timessquere.jpg



江戸幕府は遊女さんのエネルギーで支えられていた。
でも、大政奉還によって遊女さんのエネルギーは自由になったわけじゃないようだ。結界がある間は、考えてみたら自由にしてあげなければあちらの世界で漂っているだけなのかもしれない。

どういういきさつで電力会社がそれを集めたのかわからない。戦後東電ができるまでは、電力は地域発電していた。東電が集めたというより、独占的に編成された組織の巨大な電力エネルギーに、遊女のエネルギー・想念が乗ってしまったのかもしれない。

自分でもよくわからないけど、この会社から実際遊女が生まれているし、それがこの会社の実体を暴き出しているようにも想える。


東電のパワーの正体が遊女さんのエネルギーだと気づいたとき、まるで遊女さんはそれがバレタことから逃げるように?、それとももう気づいてくれたから?、東電からすーーーーっと離れていった。


夢の中の繁華街がどこなのか、探すのには随分苦労した。潜在意識の世界は本当にぼ~っとしている。しかも自分はどっかのビルの屋上から眺めているので余計わからない。

覚えているのは三叉路に高い塔のようなビルがあってその上の方に赤い印があったことだ。

遊女繋がりで歌舞伎町のような気がしていたが、NYのタイムズスクエアのようでもあった。
何度も反芻していると、それが渋谷ハチ公前のような気がした。そして109前の交差点とその赤いマークを見たとき、どうやら渋谷らしいことがわかった。

考えてみたら、渋谷は歌舞伎町よりも遊女な街だ。109のすぐ先にはホテル街の神泉があって、東電事件の現場にもなった場所。東電のエネルギーを調べていたら渋谷に連れて行かれたのか。

109とタイムズスクエアがごっちゃになるほど夢の世界は曖昧。この二つの街は対応しているかもしれない。渋谷に変化があったら、NYにも変化があるんじゃないだろうか。

遊女の街がけばけばしいネオンに彩られているのは、遊女さんの電気エネルギーのせいかもしれない。あのネオンの一つ一つに遊女さんの想念が宿っているとしたら・・・。

吸血鬼がネオン街が好きなのは、遊女さんの想念を美味しく感じるからだろう。桜の下の花見と同じようなものだ。

渋谷の街の電光掲示板はこの世界の電力のカウントダウンのような気がした。
もしかしたら、これからは、今のような発電の仕方では電力は不安定になる気がする。東電はバックボーンを失ってしまった。

日本の電力が安定していたのは別に東電の技術力でもなんでもなくて、遊女さんのエネルギーが乗っていたからかもしれない。

フクシマのお粗末さを見ていたら、あの会社が腐っていたのがよくわかる。
決して安くない電気代に、節電どころかまるで憑かれたように過剰なまでに電気を供給し続けたのはなぜだろうか?
渋谷や歌舞伎町といったネオン街をひたすら照らし続けたのはなぜだろうか?
エネルギーに味があるなら、よっぽど美味しかったのだろう。
世界でも日本ほど夜が明るい国はない。去年の計画停電で、多くの人がこれまでの明るさに疑問を抱いたはずだ。

大量発電・大量送電はこれからも可能だろうか?自分は怪しいと想っている。
あの会社があれほど傲岸不遜な経営を続けられたのも、見えない力の支えによって、大きな力を手にしていたからで、それが失われたら、現場や組織の隅々、インフラにボロが出始めるだろう。

組織というのは大きくなればなるほど、それを維持する想念の力が必要になる。

これからは地域発電や、地球の力を借りる地熱発電に切り替えて行く流れが生まれることを期待する。
太陽発電がどうも効率が悪いのは、それが地球のエネルギーじゃないからかもしれない。

これから自然の緩衝が増えていくのは同時にこの世界における地球の、大地のエネルギーの増加と考えれば、地球の外にある惑星を頼りにするより、地球上に渦巻いているエネルギーを有効に活用できる方策を探った方がより大きなエネルギーが得られるような気がする。


0 コメント:

コメントを投稿