私は夢の中で
薄いサーモンピンクの服を着て
縁日のようなところにいた
今を時めく 男性芸人が
ちらちらこちらを見ている
場面は変わって
ヒマラヤ登山の 入口のような所にいる
氷山の 青い氷の前
まるでNHKのセットのような感じ
現実感がない
学校の遠足のように 大人が集められている
薄い髪の毛を長く垂らした 女優の
あさのあ○こが 膝を抱えて
入り口の側に 座っている
よく想いだせないけど
彼女は 足元に 縁日のように
登山に必要なセットを 並べていて
売っていた
それが手に入らないと ヒマラヤ登山に行けない
チベット仏教に 入れないとかなんとか
私はお金がなくて 手に入れられない
彼女はじろっと 上目づかいで私を見上げたまま
お金がないならダメだよ あきらめな
そんなことを言われた
私はそこから
日本に戻っている
明るく晴れた大きな空 どこかCGのような世界
スピードを出して 町を走っている
賑やかな町は 町全体が 成人式だった
町の人が全員 成人式を迎える
女の人は皆 カラフルな振袖姿
ほら 町の建物も 全部ピカピカ
新しくなってる
そんなことを 助手席の 戌年生まれの友達に
話している
三叉路にぶち当たったとき
その真ん中の建物だけ
��階建ての 古びた木造旅館のようだった
これだけまだ ぼろぼろのまま 残ってる
他は全部新しくなっている
町は成人式を迎える人でいっぱい
下り坂に来て 高架下を抜けようとするとき
私も成人式をやらなきゃいけない
二十歳のときにやらなかったから
(やったんだけどね)
40になるとき やらなきゃいけない
そう友達に 話したとき
ああこの町は 式年遷宮の
夢殿の中なんだ
そう気づいて
目が覚めた
前回の式年遷宮は1973年で
この年生まれの人が今年40になる(私は違う)
丑年生まれのこの年の人たちが生まれた時も二十歳の時も
式年遷宮が行われた
日本人の人口では団塊以後一番人数が多い生まれ
あさのあ○こが出て来たのは
彼女は神社を舞台にして神話の読み聞かせをしている
彼女は夢殿の使い
ヒマラヤの青い氷の入り口にいた
夢殿の入り口にいるのはいつも婆
墓標や仏塔を卒塔婆というのは
夢殿の護り人
入り口にいるのはオババだから
今式年遷宮の真っただ中
古くてボロい建物を中心に一つ残して
夢殿の中を新しくしている
1973年生まれの人たちは
成人式と称してこの儀式に20年毎に参加させられている
真黒く焼けた3階建ての古い木造建築
式年遷宮で新しく立て直しても
中心となっている何かはずっと残している
それが軸になっている
そんな何かがあるのかもしれない
それとももう中心は真っ黒く焼け焦げていて
新しくしたものはハリボテに過ぎないのかもしれない
3階建ての木造建築は
道後温泉の旅館に似ていたような
谷中の町家に近いような
こんな感じだけど
窓もない全部板張りだった
まるで漆を塗ったように真っ黒に焦げていた
1 コメント:
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黒曜石で検索して、こちらのブログに辿りつき拝見させていただいておりました(^^)
北海道住み、バツ2、自営業の私は
1973生まれの二回目の成人式の私です(^_^;)
母と長女は戌年…
意味深です?☆
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