2012年2月13日月曜日

母のフリ

満月が近づくと   森の中に入りたくなる


森に還りたくなる


公園の   林の中を歩く


丸太が転がっている


足で突くと  その側に


ケヤキの木が   登れそうな枝を広げている


丸太は踏み台だった


足を掛けて   木に登る


何年振りだろうか   木に登るのは


思う存分枝を広げることを許された


公園のケヤキは


大木になればなるほど   扇のように


根元近くから   太い枝を伸ばして


まるで   掌を広げたかのように


伸びているから


木に上れば


まるで   掌に包まれているかのよう


山野では   ケヤキがこんなにも


枝を広げることは   できるまい



時間をずらして


ネコちゃんに会いに行ったのに


申し合わせたかのように


オババにあってしまう


オババはいつも   ネコたちの名前を


大声で呼びながら   やってくる


何年もエサを上げていたら


呼ばなくても   待っているのは


わかるはずなのに


そして   茂みの中へ


ネコの名を呼びながら


引き連れていく



公園を歩いて   しばらくして


私の上げたエサは   どうしたのだろうと


なぜか気になって


もうオババはいないだろうと


��0分ほどして戻ってみたら


オババがトレイを持って


帰る姿が見えて


その後を


ネコちゃんが   必死に追いかけていた


私に気付いたオババは


珍しく   少しバツが悪そうな感じで


去っていき


ネコちゃんは   あきらめて


茂みの中へ   消えていった



どうしてそんなことが起きるのだろう


お腹が一杯になったら


ネコは用をたす為か   自然とどこかへ消えてしまう


目の前にあるエサがなくなったら


もう用はないと言わんばかりにw


ごちそうさまも言わずに


その代わり   多くをねだることもせず


どこかへ行ってしまう


エサを上げた後に


人間を追いかけることなんて


ありえない



あのオババ   ネコに一体何をした?



多分あのトレイには   まだエサが残っていたんだろう


それを取り上げて   移動するから


ネコが後から付いてくるのだ


野生のネコは   エサが貰える期待がなければ


人の後には付いてこない



全て憶測にしか過ぎないけれど



動物を   従わせるために


エサをやっているとしたら


エサを与え   エサを奪うことで


動物の生存欲求を   翻弄して


そのエネルギーに   快感を感じていたら


やっていることは


動物虐待



それでも   彼女が現れると


彼女を追いかけて


エサを貰いに行く


まるで母に   ミルクをねだるように


母のふりを   したいのか?



公園の森

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