2015年6月4日木曜日

ジュピター:始まりと偽り



Jupiter Ascending Online
ジュピター2



黒い髪に太い眉  
こぼれ落ちそうなほど大きな瞳
波のような海の民の衣装


私にはこの主人公に
海洋民族の女――原初の巫女と
地球のオーナーであるユダヤの女――
奪エバのような偽のエバのような
二つのイメージが乗せられているような気がした


もしかしたら偽エバであり海の民の巫女であり
ユダヤ系女性が地球のオーナー
地球に天国と地獄をもたらした元凶――
なのかもしれないけど


最近の巫女探しの指令のタイミングに
この映画は公開されているのが気になる
主人公の女性は今探している巫女の手がかりも
ある気がするのです


それが仮に奪エバだとしても


私には封印されている原初の女性のイメージがあって
その女性の代わりに誰かが
支配権を握り偽りの世界を生み出した
代わりの女性がいる
成りすましている気がするのです


それはイザナギとイザナミの  イザナミ
アダムとイブの  イブかもしれない


天国と地獄の始まり
その神話に登場する女性は
天国と地獄を生んだ存在かもしれない?


西洋と日本のこの二つの神話に共通するのは
人類の始めのカップルのエピソードが
ろくでもないっていう


食べちゃいけないっていわれてるのに食べて
楽園から追放されるし
女の方から声かけて骨のない蛭子が生まれるし


その原因がどちらも女性のせいになっている
女性の罪になっているのはなぜかな~と


この世界の始まりと偽りの両方が
人類の創世神話の
女性の方にある


だからこの映画の主人公の女性に
始まりと偽りの二つのイメージが
投影されているのかもしれなく――






たとえば主人公の結婚式の衣装は
その髪飾りはどうしても花魁のヘアスタイルだし
裾広がりのドレスも結婚式の和装に近いのよね
メイクも白塗りの上に赤いアイシャドウ
真っ赤な口紅は舞妓さんの化粧だった


jupiter 2


あんまりスタイルがよくなくて
アジア人のように小さくて薄い体形
きっとこの衣装ももっとスレンダーで白い
マネキンのような白人女性だったら
神秘的な女神みたいな感じになるのになと想ったし
指輪物語の女神のガラドリエルとか
今まではそういう風に作られていた



一番華やかな結婚式のシーンで
花魁のような衣装を着ていたり
背も小さくてアジア人のような体形の女優を使ったり
新郎もチャイナ服みたいなドレスだし
なんとなく巫女はアジアにいる
日本人を探せっていう指令のような気もする


日本にいる古代ユダヤ系の子孫とか?
そんな暗号も入っている気がする




Box Office
ジュピター1
白粉を塗っている外人女優って初めて見たかも





ヒロインのお相手は忠実な戦士
狼との混血の狼人間なんだけども

狼人間といえば
『おおかみこどもの雨と雪』って映画も
3年前にあったばかりだし

狼人間と結ばれる女性に
雨や雪を生む巫女のイメージがある?


狼との混血といえば犬で
縄文人が犬と暮らしていた歴史が
犬との絆=縄文系巫女のサインになっていて
名草戸畔や丹敷戸畔の復活を想像する


この狼戦士は「ブーツ」というあだ名で呼ばれていて
というのはブーツの底が反重力仕様になってて
Back to the Futureみたいに
宙に浮かんで高速で移動することができるんだけども


ブーツといえば脛まで覆う靴なわけで
私は長脛彦を想い出したのよね
アラハバギ(荒脛巾神)とかさ




映画のクライマックスは
バリアーで守られた木星の巨大都市が
狼戦士の突撃によって重力崩壊してしまい
要塞都市の崩落
結界崩壊シーンなんだけども


結界が突破されてから頑丈な巨大都市が
あっという間にどんどん崩れていく
ほとんど無抵抗で簡単に崩落するw


結界の崩壊=都市の陥落は
重力崩壊によって起きていて
それは見るも無残なほど
あっけなく崩れるんだなと想った






ラストはその黒い犬とシカゴ上空でキャッキャキャッキャ
ジュピターによって地球の未来が変わる
リセットされるんだけど

アメリカのティーンエイジャーが
スケボーしているみたいなラストに
この主人公が次の地球のオーナーで
次の地球も大丈夫なんだろうかと想ってしまった
私は絶対住みたくないな





原題のアセンションのメッセージは
最後に上空で飛び回っているのと
最下層にいた主人公が実は地球のオーナーという
最高位に就いた下剋上を表現しているようですが

下が上になって
上が下になる


そんな未来も暗示しているような



トイレ掃除をすると思いもかけない未来が開ける





ミトコンドリア・イブは人類の基本設計を持つDNA
私たちのほとんどはそのコピー&コピー


主役が真性ユダヤ人なのは
彼らが古代から血を守り続けた民族だから?


日本も古代ユダヤ系がいるし
同族婚して血筋を保っていたりするから
可能性ありますよね


じゃあ世界各地の僻地にいる先住民族はどうよ?
って話になりそうだけど  
そういうわけでもないのよね


やっぱり「始まり」と「偽り」の女性じゃないと
疑似世界を作れない


ヤツらにとって支配できない世界を作ったって
仕方ないんだから




宇宙の犬といえば
おおいぬ座のシリウスなわけで
狼人間の戦士はシリウスからの使い
という解釈もできなくもない


ヒロインは狼戦士と結ばれて  雨と雪を産む・・・

それが新たな人類の始まり――





主人公の出生の秘密がかなり強引で
母親が妊娠中に家に強盗が入られ
父親が望遠鏡を守るために
あっけなく射殺されてしまうという

小銭欲しさにそこまでするかなと
随分無理のあるエピソードだった


だけどこの悲劇によって
ジュピターは母親の人間不信の呪いにかかって
年頃なのに男性不信で恋もできないという
底辺の生活にあえいでいたんだけども

運命の歯車が動き出すのは
ジュピターを狙いに来たエイリアンに遭遇してしまって
宇宙に興味を持ち
父親の望遠鏡のことを想いだして
購入しようと想い立ってから


封印されている原初の巫女
この場合は出生前に起きた父親の悲劇が
彼女の封印のフタになっていた

でもその封印を解いたのも父親の想い出で
人にはいろんなトラウマという封印があるけれど
やっぱり家族の記憶  血の記憶が
一番力を封じ込める
強力に作用するんだなと想う


だから望遠鏡から封印が解けて
ストーリーがどんどん展開していってからは
ジュピターは恋する女になって
下僕の狼戦士にパワハラまがいに迫りまくるw


ジュピターは黒で  狼戦士がアルビノの白




主人公は宇宙の王族の女王の生まれ変わり
同じDNA配列を持つ転生した魂なんだけど

今地球が現生人類の終わりの時代――
人類の栽培が終了して収穫の時――
という設定ならば

終わりの時に始まりの魂が現れるのは
不思議じゃないと想うのね


そういう意味では
また新たな地球を始めましょうという
『インターステラー』とメッセージ的には同じ


地球の先祖返りは
巫女の目覚め
女性意識や壮大な母性意識の目覚め
地球の胎動とも共調しているけれども



収穫した後にまた植え付けなければいけないのだから
それが予言されている新たな人類の始まり――


また神話を作ろうとしている






ちなみに主人公のジュピターは
アメリカへ渡航する大西洋の船上で
母親が産んだ子
出産時は無国籍状態


ついこの前日本へのフライト途中に
出産したカップルがいたでしょ?


「お客様の中でお医者様は!」 飛行中に出産、成田に緊急着陸


この映画の中にある予言的なメッセージは
多分「フライト(航海)上での誕生」という事件によって
スタートするっていう合図かなと


成田でのこのハプニングは5月10日に起きた

エコノミストの511はミスリード?だったけど
案外想念上では支配者層に対して
仕込みのスタートの合図だったりして


ちなみに5月5日にもセネガルからフランスへ向かう
飛行上でも出産ハプニングがあったらしい





ジュピター~唯識+聖書的宇宙生物観
ひどい設定かもしれないが、そもそも人間を材料に作られるエキスを欲しがる宇宙を支配する宇宙人たちはどうみても遺伝子学的に人類と類縁の存在。宇宙人には明らかに階級が存在し、グレイ型エイリアンや恐竜型人間は使い捨て兵士階級だろう。すなわちハタラキバチの遺伝子も入っていそう。つまり、宇宙全体が遺伝子学的に最初からつながっていたことになる。この寿命を延ばす液も遺伝子操作的物質だろう。これがまた「クラウド アトラス」にも「クローン人間の材料はソイレント・グリーン」とよく似ている。
10万年後に人類が繁殖してやっと収穫期を迎えるというのはのんびりした話かもしれないが彼らエリート宇宙人は10万年くらい生きられるので十分元が取れる。カリーク・アブラサクス(タペンス・ミドルトン)も既に1万年以上生きていて「時間が最も価値がある」と。

・・・そもそも人類が養殖されたという発想自体、進化論を否定する聖書と親和性がある。バレムと恐竜の部下たちは聖書的には悪魔であり、悪魔遺伝子の入った者たちであり、悪魔=恐竜を滅ぼした宇宙人は神であり、人間は神に似せて作られたのだ。これまた聖書的世界に回収された「クラウド アトラス」と同じだ。

















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