2015年2月20日金曜日

まぼろし~! その3



アサ・アス/古代大麻・苧麻と忌部、ペルシアザラシュトラと飛鳥地名の謎
参考文献 山口博 『大麻と古代日本の神々』2014 宝島新社書

しかしなぜ、天皇氏族までもが、麻を畿内周辺各地に植えさせたのか、植物繊維をとるだけならば、なにも麻や苧に限る必要はないだろう。それだけならカラムシ、イラクサ、アカソ、シナノ木、楮、オヒョウ・・・とさまざまの植物が古代から存在する。なぜ麻や苧が特別に記録されたのか?神社で、板切れを売っている。これも大麻という。神聖であるはずの神社になぜ大麻が関与するのか?真言宗や天台宗では護摩というものを焚いて祈祷する。その護摩にも麻の種の粉末はふくまれる。

古来、大麻の主生産地はあまたあるが、関東の千葉県房総半島南部もそのひとつである。ここに安房(あわ)神社があるが忌部氏の祭る神社である。

そもそも麻をなぜAsaと言うのだろうか?麻を言う言葉で日本語のようにAで始まる単語を持つ国々は少ない。・・・ところが中央アジア、トルキスタンを指す現地語にNasha,Asarathがあり、その語源をAsa、Ashaと言ったとあり、「アサ」とはタリム盆地のトルキスタンのことであると言う説がある。日本語の「アサ」はこれが由来であろうか?

麻がなぜ世界中で大切に利用されてきたかというと、繊維、食用が最重要だったからではない。最大の目的は麻薬効果である。伊勢神宮でさえ祭祀で用いる木片を「大麻」よんでいる。なぜか?香木であるその木片をわざわざ大麻と言うのか?そしてなぜそれを燃やすのか?仏教でいう、それが護摩にあたる木材だったからにほかならない。祈祷のトリップに大麻の麻酔効果が有効だったからである。

大麻が最も大和で普及しはじめる時代は、飛鳥時代である。だいたい称徳女帝前後で、そのころ飛鳥に西アジアの博士が百済から贈られて来ている。当時のペルシャは中国では「波斯 はし」で、Hasshishiの語源もここにある。古 代においてペルシャ、西アジアは西欧ギリシアやローマに先んじて影響を与えるほどの先進地である。科学、文化、戦術、哲学、芸術において、ペルシアは最高 峰だったと見てまず間違いない。つまり日本語のAsaは、西アジア語がインド・中国・朝鮮を経て日本に至るわけだが、途中各地では言葉を変化させたのに、日本だけが現地語のAsaをそのまま取り込んだとみられるのである。なぜか?当然、トルキスタン民族である人が日本にやってきただけでなく、飛鳥に住まった、そこで生き続けたからにほかなるまい。かの地の言葉がそのまま取り込まれたのは、日本の職人たちがそのまま彼らの言葉を使い続けたからである。ここがほかの世界の職人と日本の職人の違いである。実際に職業に関わる言葉に、教えてくれた現地の人びとの言葉をそのまま残そうとする傾向が非常に強い。

そこで「あすか」の語源ももしやここにあったかもしれないと気づいた。飛鳥には大規模な麻農園があった。忌部氏が祭祀に用いるために栽培させたものである。かつて神社の注連縄も幣も、素材は麻である。それがやがて稲ワラとなり、今ではナイロン製まで登場している。

「忌部の神天富(あめのとみ)命は木綿や麻や織布を作る天日鷲命の孫を引き連れ、麻を栽培するために阿波国へ向かい、穀・麻の種を植えさせた。その子孫は今も阿波の麻殖(おえ)にいて、麻を大嘗祭に奉納する」『古語拾遺』斎広成
この「おえ」は「植え」でもあり、嗚咽の音でもある。麻薬に気持を悪くすることである。この布は「太布織たふおり」と呼ばれて現代でも徳島県那賀郡那賀町木頭(きとう=祈祷か?)で織られている。ここは忌部氏の居住地である。
つまり大麻の繊維に含まれるトリップさせる成分が、麻利用の最大の目的だったのであろう。毎年、注連縄や幣は正月13日あたりに神社で焼かれる。そのとき燃え上がる大麻の香りは、新年をことほぐための憑依に使われたのである。





大麻文化が花開いたのは飛鳥時代で
アスカももしかしたらアサから来たのではという

ASKAが重度のドラッグ中毒になったのも半ば宿命?
過去世で当たり前だったことには
どうしようもなく魅かれたり
罪の意識や抵抗がないかもね

聖徳太子の生まれ変わりw?かもしれないという読みも
飛鳥が飛鳥時代を体現していたりして


阿波の麻殖(おえ)という地名は
変な名前と想ってた
麻を「お」と読ませるし  それで「おえ」なんて
それが麻の匂いによるオエッから来ているなら納得w


ASKA事件の時に書かれてたけど
芸能人の大麻中毒者ってすぐわかるらしいですね
体臭から異様な臭いがするんですって

そして神社のしめ縄が昔は麻だったなら
わりと日常的に日本人は麻の香りを吸引していたわけで


日本人には大麻吸引の文化はないというけれど
本当かなあ~と今では想っている

麻酔いという言葉があるくらいだし

ただ大麻は吐き気がするほど臭いみたいだから
その匂いが嫌われたというのはあるかもしれない
それで吸引の習慣は流行らなかったとか



ただね・・・
気が付いたら『真夜中の弥次さん喜多さん
という映画を動画で観ていたのですよ


真夜中の弥次さん喜多さん DTS スタンダード・エディション [DVD]真夜中の弥次さん喜多さん DTS スタンダード・エディション [DVD]
(2005/10/07)
長瀬智也、中村七之助 他




これはIn Deepさんの元ネタ
『弥次喜多 in DEEP』と同作の映画作品なんですが
クドカンが監督しているんです
しかも初監督作品・・・


それでね・・・
内容がすごく現在とシンクロしまくってて。。。



まず設定がゲイの弥次喜多が伊勢神宮目指して
旅に出るんですが

喜多さんがヤク中なんですね

ある日伊勢神宮からなぜか招待状が届いて
江戸時代の流行だったお伊勢参りに出掛ける
トリップするんですが

伊勢参り=ドラッグでトリップが掛けてあるんですよ


だから道中も中毒患者の幻覚のような内容で


「頭パッカーン」って台詞が何度も出て来るんですが


これ今auのCMで流れてますよね?


私知らなかったんですが
「弥次喜多in Deep」を知っている人なら
絶対このセリフにピンと来ると想います


「頭パッカーン」は  ヤク中の隠語だったんです



そしてこんな言葉をCMで使わせているのは
少しずつ大麻解禁の流れに持ってこうとしているのが
ミエミエで
ちょっとゾッとしてしまいました



戦後の占領政策や電通の3S政策は有名ですけど
基本やり方は今でも変わらないと想います

まずCMのような所から始まるのではないでしょうか




タイムリーに最近渋谷区と世田谷区が
同性愛者に特例を出しましたけど
弥次喜多ってゲイのカップルだけど
妻がいた弥次さんが喜多さんに走るとか
ヤク中の喜多さんが弥次さんを振って
途中でお茶屋の娘に走るとか
ゲイというよりバイセクだったんですよね


まあ私の中でも同性愛というかどっちもOKな人は
トラブルメーカー度が高いです(実体験)


ほとんどの人がそれで面倒に想う気持ちが強いのでは  
 (ー_ー;)


本物の同性愛者は同性しか愛せないから
境界を守っているんですよね


だけどバイセクは全方位に愛の対象が向くわけで
ASKAもバイセクだったみたいだし
ドラッグとかバイセクとかは
それ自体境界を越えようとする力の表れだったり
境界そのものの意識が薄い


だからドラッグでトリップする二人が
バイセクカップルという設定にしてあるのも
物語のテーマも生と死の境界
三途の川の向こう側を越えようとするのも
あらゆる境界を越えたいんだなと


同性愛者は同性オンリー
その境界を崩すことはない
ボーダーレスなバイセクとはちょっと違う
だから保守的な人も多いし
アーティストとかストイックな人が多いですね







弥次喜多 in DEEP 1弥次喜多 in DEEP 1
(2014/06/09)
しりあがり 寿

こんな感じのトリップ感が全編を覆う



2005年の映画なんですけど
映画通でもない私が
出演している役者のほとんどがわかって
クドカン作品の人気だとしても
こんな有名どころが顔を揃えるのは
ドラッグでトリップする映画の内容に
多くの芸能人が共感してるんじゃないかと


過去にクスリで捕まった研ナオコが
三途の川の脱衣婆役で出ていたり
ジャニーズタレントがゲイ役で出ていたり

江戸の関所を通るのにお代官を笑わせなきゃいけなくて
まるで大阪の街が吉本芸人で溢れているのと
そっくりな描写で
軽くデジャブ



ブログのタイトル名にこの作品名を持ってくるブロガーさんが
ドラッグと無縁だったとは想えないですしね~
演劇とかサブカル方面はドラッグと縁が深いでしょうし
まあお金がかかるから実際はそんな余裕ないかもしんないけど

パニック障害のような強迫観念が強かったりする人は
大麻の多幸感はありがたいものではないかと想ったり



で お伊勢参りにドラッグトリップが描かれているのは
ネタとしてだけでなく実際に
伊勢神宮が大麻と深い関係にあるわけで
それがクリエイターのビジョンに降りてくるということは

案外江戸時代に流行した「お伊勢参り」も
大麻を吸うという意味の隠語としても
使われていたのはないかと想ったり

神社や神宮だったらそれが許されるとかね
そういうことをしに行く場所だとか



日本にドラッグの文化はなかった
大麻吸引の文化がなかったというのは


日本人が無宗教というのと同じくらい
生活の一部になってて
自覚がないくら生活に密着していたからだったのでは
と想ったり


大麻吸引の習慣がなかったのに
戦後にGHQが大麻取締法をわざわざ発行したのが
不思議だったのですが

本当にその習慣がなかったら
取り締まる必要もないしね

被服など生活全般に利用されていたわけだから
打撃を受ける業者も多いし
日本人の生活に欠かせないことをわかっていて
あえての破壊工作なのかもしれないけど


米国発の木綿製品を供給したかったせいかもしれないけど
それなら米文化に小麦文化を持ち込んだように
禁止する必要はなかったと想うのだけど


逆に欧米ではドラッグ行為だった大麻が
日本では文化の一部になってて当たり前だったことに
麻薬利権を確保したい米国が過剰反応して
真っ赤になって禁止したのかなーと想像してしまう
















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