2014年9月26日金曜日

半島を出よ



半島を出よ〈上〉 (幻冬舎文庫)半島を出よ〈上〉 (幻冬舎文庫)
(2007/08)
村上 龍






内容は   近未来の日本 


舞台は日本なのに   タイトルは半島


あ   未読です







韓国にも   房総にも


一度だけ行ったことあるけど


同じ気をしてた


居心地が悪かった


早く帰りたいと想った





それは   飢えた気かもしれない



だって半島は   エネルギーの通り道だから


受け入れる   器の土地じゃないから


エネルギーが溜まらない


だから   飢餓感がすごい


それも引力の一つかもしれないけど


エネルギーを留めておけないのなら


半島を中心としたら


世界はたちまち   飢えに苦しむだろう


今とは比べ物にならないほど





韓国や朝鮮が   世界の中心になったら


どうなるか


恐ろしいと想わない?


両班の世界だよ





その土地に住めば   人も変わる


土地は人の気を変える


性格は変わらなくても   もっと大事なものを変える


それは抗いようがない




飢えた土地に住めば   飢えはじめるし


ビジネスの土地に住めば   働きたくなるし


ぼーっとした土地に住めば   面倒くさくなって


ぼーっとし始める







   

伊豆海嶺の   フィリピン海プレートの


エネルギーが   伊豆諸島


伊豆大島を伝って


房総へ流れ   東京へ   茨城へ


流れている


地形をみればわかること






もともと房総のエネルギーは   


気の通り道として


気が抜ける地形


北へ流れる仕組みになっている





東京へ流れてしまうのは


利根川の東遷のせいかもしれない


東京湾に流れていた   利根川が


江戸時代以降の   東遷事業で


太平洋へ   付け替えられてしまった


これが結界となって


房総半島を通るエネルギーが


利根川の結界という   壁にぶつかって


東北へ行かず


東京へカーブしてしまう




この無理な付け替え   エネルギーの曲げが


江戸を作り   大都会東京を生み


関東の一極集中を   招いている







近未来に河川の流れが変わったら


フィリピン海プレートのエネルギーが


東北にも伝わり


東北はもう少し暖かくなって


東京の   関東の熱は冷める


ヒートアイランドというか   ヒートシティは


その熱はまるで


暖房の利きすぎた   防音部屋のようなもの






でも   河川が自然な状態になったら


縄文海進のような   地形になったら


霞ヶ浦一帯はまた   おおきな内海になるだろうから


フィリピン海プレートの熱は


利根川水系を通して


東京湾から   さいたまや


内海となった   霞ヶ浦を通して


北上するのではと想う




そうなると房総は   陸の孤島となる


その時やっと   気の通り道ではなくなるから


ようやく飢えから解放されて


巨大な古東京湾の   南方に浮かぶ   


大きな島となるのかもしれないけど


そうならない限り   あの土地はずっと


飢えたまま


そうなったとしても   海のエネルギーや


プレートのエネルギーを留める


器の土地というよりも   強いて言うなら


流れて来る情報を   見る土地






南からくるエネルギーの   伊豆海嶺に向かって


矛先を突き出した   房総沖のあの形は


まるで矛のように   その先っぽから


関東に入る情報を   一番早く手に入れている





だから   印を付けたり


好奇心いっぱいに   情報を知りたい人は


あの土地に引き寄せられるのかもね





お金持ちがあの土地に集まるのは


ヤマトタケルが   征服の印をつけたのは


情報を仕入れ   印を付けて


関東を征服するため


それも房総が   関東に情報を伝達する


エネルギーを送る   気の通り道だから


出来たこと


縄文海進の再来で   陸の孤島となって


引き離されれば


その古い印も   無効になる


半島に印を付けて   関東を征服するのも


できなくなる







下総が海になったら   木更津辺りで膨らんだ


あの地形は   もしかしたら


エネルギーを蓄えられるかもしれない






なんだろう   あそこは


遠い未来に   血筋の楽園にでもなりそうな気がする






ダイレクトな海のエネルギーは   受け取れない


魚たちは   埼玉沖に寄ってくる





霞ヶ浦が   香取海になれば


関東の内陸には   南の東京湾と


東の太平洋の外洋の   両方から海のエネルギーがやってくる


これまでの二倍のエネルギーが


内陸に入ってくれば


自然に土地も人々も   富み始める



双方向から海のエネルギーが入ってくるから


東京湾の入り口で印をチョンして   支配する


詐術もできなくなる




偽物は   住めなくなるね


だから房総に   血筋が集まるのかな




この島の征服は


縄文海進が終わって   陸地が増えた頃に


始まったんじゃないかと想う







孤島化した房総は   NYのマンハッタンのように 


司令塔気分にでも   なるのかもしれないけど   


エネルギーを蓄えることができるようになったら 


今度はその抜け道がないのだから


伊豆大島のように   火山でもできない限り


閉ざされた   今の東京のような


大都市が生まれて


ヒートシティになるかもね






最初はエネルギーに溢れて   引きつけられて


かつての東京のように   繫栄して   人が集まるかもしれない





でも   無駄にエネルギーがあるのと  


ゴルフ場や別荘   血筋が土地縁を付けているのと


古代の因縁が染みついているせいで


やがて


バトルロイヤルとか   東京喰種とか


そんな惨劇が始まる   イメージがしないでもない





クラウドアトラスのような   ネオソウルのような


都市になったりして


ああそういえば   ネオソウルでも


自由になって出て行ったドールたちが


実は処理されて   ドールたちが食べていた


スープになっていた


そんなストーリーだった





物語の舞台となった   ネオソウルは


未来の孤島にある都市   だった
  





案外   房総が孤島化したら


遠い未来に


今の東京の上位版   すべてがエスカレートした


過酷な都市が   出来上がるかもしれない


脱出するのは   命がけ







ゴッサムシティは   未来の東京なのか


それとも   チバットマンを生んだ


チバなのか?









希望の国のエクソダス (文春文庫)希望の国のエクソダス (文春文庫)
(2002/05)
村上 龍




希望の国のエクソダス
経 済が停滞し閉塞感の漂った現在の日本。そんな現在社会に絶望した約80万人の中学生達は2001年6月のある日、突然CNNで報じられた、日本を捨てパキ スタンで地雷処理に従事する16歳の少年に触発され、学校を捨てる。彼らが結成したネットワーク『ASUNARO』は、インターネットなどを駆使して新た なビジネスを始める。最終的には、北海道に広大な土地を購入し30万人規模で集団移住、都市および経済圏を独自に作り上げ、「日本からの実質的な独立」を果たす。



北海道を房総に置き換えたら
ありえそうな未来


この作家は日本脱出のメッセージが多い



エクソダスとは   出エジプト


時代が変わっても   同じ魂は


同じことを求めている


同じイベントを   繰り返す
















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