2014年3月19日水曜日

森と土のお話 3

森語り、水語り 1
(鳥取県西部の)大山は西日本最大のブナ林が広がっていることで知られています。かつて拡大造林政策により日本中でブナを切り倒し、スギやヒノキを植えるということが行われてきましたが、ここは昭和初期、国立公園に指定されたため、比較的広い範囲でブナの森が残っています。

この森には大きなブナやミズナラなどの木がまばらに生えており、これらの巨木は数年おきにたくさんの実(どんぐり)をつけます。最近では2009年がブナの実の当り年でした。では、その実が芽吹いて、今頃はたくさんのブナの赤ちゃんが育っているかというと、決してそうではありません。よく観察してみると、上には大きなブナがそびえているのに、その下には木の子供たちがいない──。
いったいどうしてなのでしょうか。

森林が次世代にうつることを森林の“更新(リゼネレーション)”と言います。これは違う種類の木に取って代わられるということではなく、同じ種類の木が次の世代に育つことを意味します。

ブナの巨木エリアでは他の森に比べて光環境が良いために、地面を覆っている笹の背丈が高くなりやすい。そのため、逆に地面に届くはずの光は遮られてしまいます。ドングリ類が落ちて一度は芽吹いたとしても、暗すぎればすぐに枯れてしまい、更新が阻害されてしまいます。植物の栄養は何と言っても水と光です。ここの降水量は十分あるので、実生(みしょう=種子から発芽したばかりの植物のこと)の育成の制限因子は光であると考えられます。

別の森においては、笹の根がネット状に広がって土壌保全に役立っていますから、決して笹が悪者なわけではありません。



西日本で自生のブナ林は珍しいのでは
だから人の手が入らないと笹が育ってしまうのかな

もともと光環境がいいのが落葉広葉樹のメリット
他の植物も共生できる
それが笹で覆われてしまうなら
ブナ林の更新はできなくなる


もう少し雨量と日照が多ければ  気温が高ければ
熱帯雨林みたいになれるのにね


拡大造林政策・・・
戦後の復興の木材需要のために
ブナなどの天然林を切り倒し
代わりに経済的価値が高く成長の早い
スギやヒノキなどの針葉樹を植えた

この政策によって森林面積2500万ヘクタールのうち
1000万ヘクタールが人工林化した

恐ろしい・・・日本の森の半分近くが
この政策によって失われ
ブナなどの広葉樹林がスギやヒノキの針葉樹林に変わってしまった

花粉症なんて昔はなかった
だってスギが大量に植えられてなかったんだもの
日本の森の半分近くをスギにしたようなもの
なんという暴挙  愚行



日本の森は泣いている
昔そう想っていた
だから森や山に行くと悲しくなった

本当に森は泣いていたんだ




日本の林業の現状

里山の雑木林等の天然林の価値が薄れたため広葉樹は伐採され、建築用材等になる経済的価値の高いスギやヒノキの針葉樹に置き換える拡大造林は急速に進みました。このスギやヒノキの木材価格は需要増加に伴い急騰しており、木を植えることは銀行に貯金することより価値のあることのように言われ、いわゆる造林ブームが起こりました。この造林ブームは国有林・私有林ともに全国的に広がり、わずか15~20年の間に現在の人工林の総面積約1000万haのうちの約400万haが造林されました。



山や森を持っていた地主たちが
銀行に貯金するように
木を付け替えたのね


やがて海外から安い木材を輸入するようになり
日本の林業ブームは終わり
膨大な人工林と借金が残って
花粉症が生まれた


海外からの安い木材の輸入
インドネシアとかで森林破壊をしているのは
日本のメーカーなのです


落葉広葉樹林を伐採し
花粉をばら撒く針葉樹林をお金のために植えながら
海外の安い木材に飛びつき  森林破壊して
日本の森はそのまま放置

ひどいよね



日本の森の4割が花粉症の生産地だとしたら
恐ろしいほどの大量の花粉が宙を舞ってるわけで

花粉はホコリに乗って遠くまで飛散する
都市部の方が花粉症が多いのはホコリのせい

春になると放射性セシウムの降下量が増えるという
花粉と一緒に飛散しているのかもしれない



戦後に経済的な目的のために作られた人工林
この人工林は時期がきたら
消えて行く運命にあるかもしれないと
妄想してみる


スギの人工林は山地の結界のようなもの
森をお金にするために付け替えた
人と森を隔てた
動物たちを追いやった



現在、日本の森林は充分な手入れがなされず、荒廃が目立つようになりました。荒廃した森林は、公益的な機能を発揮できず、台風等の被害を受けたり、大雨等によって、土砂災害を起こしやすくなります。さらに、二酸化炭素を吸収する働きも低下し、温暖化防止機能も低下します。

人工林
台風により風倒被害を受けた森林


この森の異様さがわかるでしょうか
もはや森とはいえない

満員電車のように詰め込まれ
光が射さず痩せ細った幹に
頭上だけ葉をつけてようやく生きている

暗く密集したこんな森の中では
植物や動物たちは生きていけない


日本の森林の4割はこんな状態です


動物たちがエサを求めて集落を襲うのも
鹿がせっかく再生しようとした森の新芽を食べ尽くすのも
動物たちが森を奪われているから




去年の伊豆大島の災害
特徴的だったのは土石流と一緒に
大木が町に流れ込んだこと


木々が町を襲った


あのとき地滑りを起こして   町に流れてきた木々は


痩せ細った   針葉樹の森が


地滑りを起こして   崩れ落ちたものだった



伊豆大島のエネルギーを付け替えて


日本は発展したから


伊豆大島の災害は   深い所で


これから日本の雛型   テンプレートになるという


メッセージ



水の時代の到来は   水責めの時代・・・  ><



私たちの意識が変わるまで


雨は止まず   雪は降り積もり


嵐は続き   波に襲われる


私たちの意識が変わったら


穏やかなさざ波に   変わって


海の時代が   始まるのかもしれない



水津波   山津波










ブナ林
ブナ林
健全な森は木漏れ日が差し  下草が生い茂り  動物たちが移動する空間がある



ブナ林は生きた化石
ブナ林の中を歩いていれば、なぜかホッとして心身共に癒される様な気がします。針葉樹林の様な寒々しい厳しさも無いし、照葉樹林の様なまとわりつく鬱陶しさも無い。

実はまとまったブナ林が分布するのは、日本とヨーロッパ・アメリカ東部だけだそうです。およそ3000万年前の第三紀の地球は温暖で、ほとんどが熱帯に含まれ温帯の森林は、カナダの極北地域など北極を取り巻く僅かな地域に分布しているにすぎなかった。

それが現在のブナ林や亜寒帯針葉樹林に相当する。この植物群を「第三紀周北極植物群」と言う。

その後気候が寒冷化し、針葉樹林は現地に留まり亜寒帯林として分離した。

ブナ林は南下したが、太平洋・大西洋と中央アジア乾燥地帯に行く手を阻まれ日本とヨーロッパ及びアメリカ東部の三箇所にのみ分布するようになった。

この内ヨーロッパとアメリカ東部のブナ林は、氷河の拡大に伴いかなり被害を受けたが、日本列島は一部山岳氷河が発達しただけなので、ほぼ無傷で残った。

したがって日本のブナ林は貴重な存在なのだ。以上「山の自然学」小泉武栄の受け売り。




ブナ林が残るフクシマよりも
微生物環境のない東京を始め関東の方が
放射能汚染は大きいと想う

分解されないまま降り積もる


水と緑で潤う地方の放射能汚染って
どうも信じられないのよね


地方よりも都会の方が花粉症がひどいように
放射能汚染も多分都会の方が深刻・・・













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