2014年3月14日金曜日

空き容量

学者たちがたくさん出てくる   教養バラエティを観ていると


世間の常識を覆すような   分析が多くて


オカルトと科学は   回り回って   同じところに辿り着くのかなと想う





器の大きい人とは   学者たちの分析によれば


いわゆる   成功者でも   人格者でもない


そういう人たちほど   心理学的には


他人の目や世間体を気にする   実は気の小さい


器の小さい人が多いという


その番組では   魚の名前をした人が   司会者なんだけれども


番組が続くにつれ   親しい付き合いをしている学者さんに


さ○まさんは気が小さいですよ   そう断言されて


ええ   私は気が小さいですよ


そう素直に認めたものだから   大物芸人のイメージとのギャップに


スタジオがどよめいた






生き馬の目を抜く   芸能界


そのトップは   まるで戦国武将のように


寝首をかかれないように   細心の注意を払って   生きている


器が小さければ小さいほど   ねずみのように   警戒心は強くなり


周囲や世間の反応も   計算できる   


器が大きいほど   隙が生まれるから


そんな人は   格好の餌食にされてしまう


マネージャーや側近に裏切られる   騙される


演歌歌手の多いこと


大物芸人ほど   売れてない芸人や


一癖あるような人を   周囲に置いて 


取り巻きにしているのは   


太鼓持ちを抱えているようにみえて


本当は警戒しなくてもすむ人と   一緒に居たいのだろう


テレビに映る芸能人のイメージと  


実際の本人の性格は   逆なことがほとんどだと


聞いたことがある





学者たちのいう事を   鵜呑みにすれば


器の大きい人ほど   正直で   信じやすくて


裏表がない人   ということになり


世間的な成功者   人格者とは


程遠い人間になってしまう


人の心の深層心理を探る   心理学   精神分析では


表面的な人格は   見破られてしまう


じゃあ   器が大きいって   一体何よ


大きくない方が   生きやすいんじゃないの






世の中が歪んでいれば


エネルギーの性質上   一番歪んでいる者が


その代表となる


序列の   集合体のトップは   その集合体のエネルギーが


最も集まっているわけで


だからこそ   上に立てる


その集合体が   汚れきっていれば


そのトップには   最も汚れている者が選ばれる





学者たちの意見を聞いていると


心理学的に器が大きいとは   まるで


憑依体質のことのように想えた


自分以外のものを憑依させるぐらいだから


自分という器以上の大きさを持っているとも   言えなくもない





器の大きいとされる   憑依体質の人は


歴史上の大物や   戦国武将とかのイメージとは違って


軽薄で   乗せられやすくて   お調子者で


子供っぽくて   


一般的には   愚かで   バカっぽい


とても成熟した   徳が高いようなタイプには   見えないと想う


なぜなら   それほど自分というものを持たない


軽さがあるから   


乗せられやすく   おだてられやすく   影響されやすく


信じやすく   油断も隙も多い


狡猾に嘘をつく   用心深さもないからこそ


憑依されてしまう


きっと人格者とは   真逆のタイプ


老荘思想だっけ


中国の仙人は   道を究めると   まるで子供のように


白痴のようになる





ミーハーで   簡単に流行に左右される


いわゆる   B層と言われる


あまり賢くなさそうな   若い女性ほど


実は霊体験が多かったり   憑依されたりする


洗脳されやすい人ほど   


見えない世界のエネルギーにも   染まりやすいわけで


おバカな人ほど   騙されやすく   苦労も多いかもしれないけど


窮地のところで   自分以外のエネルギーの   


助けを得られたりするのは


自分がカラッポだと   自分以外のエネルギーを


乗せやすいから


空き容量の多い   PCみたいなもの






イカサマ霊能者はよく   先祖の霊が~   先祖のご加護が~と


神秘体験や   奇跡で   命拾いをしたりする人や


護りの強い人のことを   


ご先祖様の助けだと言うけれど


本当はもっと大きな   生きている間に同じような目にあって


亡くなってしまった   怨霊さんの助けや   


自然の精霊の   応援だったりするかもしれないのに


そんな話は   一度も聞いたことがない




血筋や王族ほど   見えない世界の助けは


先祖のご加護くらいしかないというのが   本当の所で


だから彼らは   血にこだわるし


精霊や見えない世界の助けが多い   一族の血を交えようとする


想念の世界で   泥棒や追剥をやっている者を


より大きな力が   助けようとするはずもなく


彼らはただ   力のある   罪の少ない一族に


取り入って   想念の世界に対して   人質に取って


「先祖のご加護」   を受けて


何食わぬ顔をして   この世界で   


好きなように   力を奮っているだけ








まるで芸能界のヒトラーのような


予言者だった   シンスケに選ばれた


一世を風靡した   おバカタレントたちは


何気に芸能界の荒波を   かいくぐって生きていて


なかには   とんでもない幸運を手にした人も




たぶん予言者は   おバカな人を選んだというより


空き容量の大きさで   選んでいて


決してバグっていたり   パフォーマンスの悪いPCを


選び出したわけじゃない





でも   私が想うに   おバカタレントを担ぎ上げ出したのが


あの人の運勢の   ピークだったように想う


器の小さい人が   自分の代わりに


空き容量の多い人を   従えたおかげで


見えない世界のエネルギーを   たくさんダウンロードできて


それによって持ち上がって


大きな成功や   ブームを生んだけれども


今度はそのエネルギーを招いてしまったせいで


あの人は見えない世界から   復讐された


まるでハシゴを外されたような   汚名を被るような


辞め方をしたのは   復讐のせいかもしれない





ほとぼりが冷めたら   また出てくるかもしれないけど


その時はもう   彼が囲った   おバカタレントを


周りに置いたりはしないと想う


長い休養を取っているのは   彼らと距離が出来るのを


待っているのかもしれない




見えない世界のエネルギーだけでなく


シンスケの運まで   ダウンロードした


おバカと言われた   タレントたちは


シンスケが消えたあと


師匠の片鱗を   見せ始めた






私の嫌いな   張り付いた笑顔をするタレントは


やきうで培った   DQNの本性を   現し始めた


シンスケがいる頃は   とってもチャーミングな笑顔が


人気だった   芸人に嫁いだタレントは


炎上ママタレへ   シフトしながら


広辞苑の編集者を唸らせるほどの   名回答で


言葉巧みな   師匠のような才能をみせた



世界的な野球選手になった妻は


シンスケのように   食にこだわり


日本中から生まれる   嫉妬や妬みに対して


見事な交わし方を身に着けていて


彼らの処世術を見ていると


馬鹿にされることで   多くの物を集め


手に入れたように想う


でも彼らがバカにされなくなったら


違う何者かになったら


その神通力は   どこに行くのだろう






私は学生時代   結構本を読んでいた


文学   小説がほとんどで


なぜか   本に書かれていることは


すべて真実だと想っていた


もちろん小説だから   事実ではないのは知っているけど


事実ではないからこそ   真実が書かれていると


本気で想っていた


作り物語なのに   なぜそんな風に想っていたのか


自分でも不思議なんだけど


たぶんその時の私は   活字で描かれた作品の世界を   


先入観なしに   すべて呑み込むのが正しいと


想っていたのかもしれない



疑うことを知らず   活字で書かれたものは   すべて信じていたし


だからこそ   思想の隔たりをなくすために


たくさんの本を読んだのかもしれない


今想うとそれは   文学の世界に


憑依されていた





でも   そんな風にのめり込んで   呑み込まれて


呑み込もうとするから


まるで生理現象のように


消化が終わると   興味を失った


三度の飯も   うっとうしいほど


読書にのめり込んでいたのは   学生時代だけで


現実の世界が   小説のようではないと気づいたときに


小説から少しずつ   離れてしまって


単に作者の願望を投影した   自慰行為のように


都合のよい設定や展開を   冷めた目で眺めるようになると   


読書する気など   きれいに失せてしまって


昔読んだ本の内容さえ   もうほとんど想いだせない






小説を読んでいると   人の心の機微に   触れるようになる


人の気持ちを   理解しやすくなる


本を読まなくなってから   私のKY度はぐんぐん上がって


もはや取り返しがつかない




コミュ障が増えたのと   小説が読まれなくなったのと


恋愛する若者が減ったのは   


関係があるかもしれない


人が人の心に興味を失い始めたのは   


人の心が   人から離れだしたのは


なぜだろう






もしかしたら   生きている人の心ではなく


見えない世界の声を   聞き始めているからかもしれない














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