2012年12月21日金曜日

青き衣の伝承 3

その者青き衣をまといて金色の野に降り立つべし


ブロンズの鎧


金色の野    といえば


誰でも   麦畑や稲穂のことだと   思うだろう


けれど   古代に民族の移動を促したのは


金鉱山や鉄を求めてのことだった


古代の民族の由来を調べると


製鉄が盛んな地に降り立ったり   侵攻したり


丹といわれる   水銀の一種などが発掘される地に   集まっている


危険を冒して   苦労して


冒険するのは   


見知らぬ土地へ   命を賭けて   


移動するのは


稲穂を求めて   稲穂が豊かな地だから   侵略していったのではなく


その地に金があったから


血で血を洗う   争いさえも


厭わなかった



稲穂ごときで   命を賭けたり   奪い合ったりはしない


稲穂なら   争わなくとも   十分に分かち合うことができるから


命がけで海を渡るのに   そんな生易しい動機ではない


金や銀   鉄   鉱山資源には   限りがある


だから争いが起きた   殺し合いになった


命がけて   海を越え   山を越え


探しに行った


そして   他の者に盗られないよう


呪術のような   結界を張り   


子孫を呼び


その地を制した


日本はジパング   それは金山のこと





私には   青き衣の伝承は


古代のそんな一面が   時を超えて


ファンタジーの中に   現れたように想える




鉱物が武器の資源になり   鉱物資源が争いを生むのは


現代も同じ   


その流れは   古代よりずっと   続いている


文明を作ったのは   鉄の技術


イギリスが産業革命で   大英帝国を築いたように


鉄を制した者が   世界を制す


それは古代も   同じだった


だから   鉄鋼物が豊かな産地には


容赦ない戦いと支配が   繰り広げられた


産業革命後に   世界中に戦火の火が   飛び火したように


鉄は   争いを呼ぶ




失われし大地との絆を結び



鉱山資源の発掘が   大地との絆とも読める


かつて失ってしまった   金鉱山を見つけ


再び   その恵みを頂く




ついに人々を青き清浄の地にみちびかん



青き清浄の地   青い青銅器   


ダジャレのように   読めてしまうw


青銅器の文化が   発達した地域は


ヨーロッパと   中東


青き清浄の地とは   青銅器が産出される


青銅器文明の地   ということかもしれない




文明は   鉱物が取れるところで   その鉱物によって   発展した


ユダヤ教の帽子を被った   青き衣の人の伝承は


青銅器文明が栄えた   中東の民族の   記憶かもしれない




この映画の監督は   若い時ほど   ヨーロッパや中央アジアをモデルにした映画を   作っている


核兵器戦争後の世界という   未来の設定だとしても


本当は   未来ではなくて


過去に核戦争で消滅した   超古代文明の記憶かもしれない


ナウシカの舞台が   中央アジアなのも


現存する一番古い文明が   あの辺りだから


インドのマハーバーラタには   古代核戦争の記述があり


シュメール文明があった   ユーフラテス川流域では


核爆発の痕跡とみられる地層が   発見されている





この監督が   あれだけ壮大な世界観の映画を作っていながら


ラピュタ以降   その作風が   ぱったりと消えてしまい


日本を舞台にした話が多くなり


過去の作品の二作目を   決して作ることなく


テーマは深くなったかもしれないが   スケールが小さくなったことに


私は残念に想っていたけど


もしかしたら   監督の作品の来歴は


魂の変遷の記憶なのかもしれない





核兵器後の世界の   未来少年や青き衣の人の超古代文明


飛行石が繰り広げる   古代文明


日本に上陸して   縄文時代のタタラから


夢殿を作った   湯場阿波まで


そして   時間軸が現代と交わったとき


津波の映画を作った


そこには   時を超えて   支配し続ける


同胞たちへの   メッセージが





古代から続く   金銀   鉄を求める争い


紙幣による支配の時代が崩れつつあり


世界が原初の時代へと   回帰するなら


金を求める姿に   平和に暮らす人々を   征服して行った魂たちが


見えてくるようだ


石は   鉱物は   人の理性を狂わせる


隠されていた本性を   暴き出す






青銅器時代
冶金技術の伝播。濃い茶色ほど古く伝わった地域。


青銅器時代wiki
日本では弥生時代に鉄器と青銅器がほぼ同時に伝わったと言われており、青銅器は祭器としてのみ利用され、青銅器時代を経ずにそのまま鉄器時代に移行したと考えられている。

また中・南アメリカにおいては、鉄を発見する事なく文明・文化を発展させ、歴史時代に入った事から、青銅器時代という区分は存在しない。鉱業・冶金技術の発展とともに青銅のみならず金や銀、あるいは金・銀・銅の合金が使われるようになる一方、石器も実用品として長く使われた。



鉄がなくても文明を築いた中南米。よく知らないけど、他の文明よりも平和的だったのでは。
スペインが侵入してくるときも、「トウモロコシの収穫があるから帰る」って兵隊たちがいなくなったとかw

日本も稲作ではなく鉄器や製鉄が伝搬してから争いが始まっていると想う。


プレートと文明発祥


文明の発祥の地はプレートとプレートの端境
エーゲ海文明(青銅器文明)の発祥には、錫(スズ)の存在が不可欠です。スズと銅の合金が青銅器なのですから。
エーゲ海プレートとユーラシアプレートのぶつかり合いは褶曲運動を起こします。
この褶曲運動により、地下資源のスズが手に入りやすくなりました。そしてトロイア文明、ミュケナイ文明、ミノス文明などのエーゲ海の青銅器文明が花開いていくのです。


鉄器と青銅器
実は青銅器というのは、黄金色に輝く金ピカの製品なのです。私たちは歴史の資料集などで、たとえば銅鏡、銅鐸、青銅の剣などをみますと、どれも青さびが出ていてボロっちいものばかりですが、実は銅鏡も銅鐸も銅の剣も、すべて当時は黄金の輝きを放っていたのです。

ブロンズって青銅のことだから、青銅器は黄金色だったはず。
青銅器時代ってBronz ageって言うらしい。青い色はスズのせいで、スズが多いほど青くなるらしい。
十円玉がたまに青くなっているヤツ。あれがスズ。

うーmm。誤解を招く教え方をしとるなー。

青銅wiki
青銅色の名からも分かるように青銅といえば緑色と思われがちである。しかし、本来の青銅は前述の通り黄金色や白銀色の金属光沢を呈する。その見た目から古代において金銀に準じる金属として利用された面があると考えられる。例えば先述のように銅鏡の反射面は白銀色に輝いていたし、弥生時代の国産鏡には錫の含有量を下げて黄金色に鋳造して、太陽を模したのではないかと考えられるものがある。


世界に残る古代核戦争の痕跡 - 人類はかつて滅びたか

0 コメント:

コメントを投稿