2011年12月8日木曜日

さよならするのは

たまの「さよなら人類」の歌詞を見て


古代から繋がるキーワードが  散りばめられていてびっくりした


今思うと たま というバンド名も  


猫の名前から取られていて


メンバーの一人の  沖縄出身の  知久という人の


容貌や仕草が  どこか猫っぽくて  


奇妙に感じたのを  覚えている


たまの成功は  確かに奇妙だった


アンダーグランド臭の強い  多くのバンドは


カルト的な人気を博したとしても  色物として終わることが多いのに


イカ天というムーブメントに乗って  たくさんの注目を浴びて


紅白にまで  出演することになったのは


多分  猫の力が  働いていたと思う


たまの「さよなら人類」は  猫の想念  猫の夢が歌わせていて


まるで  予言のような  詩になっている




「さよなら人類」


二酸化炭素をはきだしてあの子が呼吸をしているよ

どん天もようの空の下つぼみのままでゆれながら

野良犬は僕の骨くわえ野性の力をためしてる

路地裏に月がおっこちて犬の目玉は四角だよ

今日人類がはじめて木星についたよ

ピテカントロプスになる日も 近づいたんだよ




僕の骨と歌う奇妙さは  猫から見た  人間の骨なんだろうな


野良犬が  人間の骨を咥えることを  猫は知っている


人類が減少して  そんな犬も驚くような  


何かが地球に落ちてくる 


というより月が  地球を支配していたことが


明らかになるのかもしれない


逃げ出した人類は  アセンションした人達?


他の星に辿り着いたとしても


地球という地を離れて  魂が抜ければ


人間が言葉を知る前の


動物に戻ってしまうかも
 



アラビアの笛の音ひびく街のはずれの夢のあと

つばさをなくしたペガサスが夜空にはしごをかけている

武器をかついだ兵隊さん南にゆこうとしてるけど

サーベルの音はチャラチャラと 街の空気を汚してる




地球の支配者が降りたった  中東から


猫たちもやって来て


人類は


ハメルーンの笛吹きと共に  街を出てしまった


この世は  兵隊によって  築かれて


地球の隅々まで  空気を汚した



歌をわすれたカナリア

牛をわすれた牛小屋

こわれた磁石をひろい集める博士はまるはげさ

あのこは花火をうちあげてこの日がきたのを祝ってる

冬の花火は強すぎて僕らの身体はくだけちる




鳥は歌わなくなり  もう情報を伝えない


ウイルスに感染したら  家畜は消えていく


壊れた磁石は  磁場が狂った  地球の姿


科学者たちには  わからない


打ち上げ花火は  怨霊さんを  追い詰める


僕らは  怨霊さんだった



ブーゲンビリアの木の下で僕はあのこを探すけど

月の光にじゃまされてあのこのカケラはみつからない

さるにはなりたくない さるにはなりたくない

こわれた磁石を砂浜でひろっているだけさ

さるになるよさるになるよ




俗に魂の花と呼ばれる  ブーゲンビリア


月の光で  隠れてしまう  あのこは


ずっと  地球を支配していた


磁場がずれれば  人の意識が変わる


人は海に戻る  古代へ戻る


さるに戻れば  人の歴史が失われる


これまでの人の歴史が  変わっていく




猫が バブルの時代に ミュージシャンに降ろした インスピレーション


人々の潜在意識に  植え付けた


人間が描いたとは思えない


この不思議な  滅びの世界が


動物からの  メッセージだから


未だに  このバンドを  この歌が


きっと  人の心に  引っかかって


忘れ去ることが  できないのかもしれない









オマケ~
たまって凄いバンドだったよな・・・

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