2011年11月8日火曜日

人間の友 

最近  目覚めが悪くて


目覚め時に  不安感が強くなったり


起きた後  どんよりと  疲れていて


日中は  気分よく  過ごしているのに


朝起きると  暗い気分が  襲ってくる


まるで  何かに  盗まれたように


眠っている時に  夢も  見なくて


目が覚める前の  眠りが浅い頃に


いくつか  見る程度だけども


それさえも  不安な光景ばかり


眠りに入る時は   いつもワクワクしているから


忘れてしまうんだけど


ようやく  防御の呪文を唱えて  眠りに入った



夢で印をつけられない


夢を奪われない



今朝目が覚めたときは  気分爽快で


心が  晴れて


ようやく  明るい朝を  取り戻して


喜びに  満ちて


一日を 始める


夢を  奪われなければ


私たちの朝は


いつも  清々しい



以前にも  似たようなことがあって


最近また  起きたのは  一体なぜだろう



そういえば  二週間ほど前に  犬が夢に出てきた


ポメラニアンが天井に居て   ベッドで寝ている私を


じっと見ている


しばらくすると  私めがけて  飛び降りてきて


襲ってきた


養分にされて  いたのかな



最近  外を歩いていると  


以前より  犬の散歩に  多く出会うのは


気のせいだろうか


そして  街を歩いた後  疲れが出るのは


街のせいかと  思っていたけれど


もしかしたら  犬と  何度も


遭遇しているせいだと思うのは


気のせいだろうか


犬に会ったとき   取り返しを念ずると


犬は  驚くほど  弱気になって


逃げるように  去っていく


それでも  街中に  あちこちに  


気がつくと 犬はいて


もともと  犬は  大好きだし


呪文ばかり唱えて  歩いているわけにも行かなくて


犬の多い街は  歩いていると


疲れてしまうのかもしれない




人間の  身近にいる動物は


人間の  想念を映した  鏡でしかない


動物自身には   罪はない


人間の  抑圧された  動物的本能を


現した


いや  もしかしたら


人間の  封印された  領域を


人間と  一万年以上も  共にしている


動物が  体現しているのでは  ないかと思う



犬は  飼い主に  あくまでも


忠実で


飼い主以外は  敵になる


縄文時代から


人間と共にあった  犬は


人間の友であったから


もしかしたら  本当は


犬を  個人で  所有するのは


間違っているのかもしれない



個人が  ペットとして


所有するから   飼い主以外が


敵となって


犬は  鎖につながれながら


飼い主のために


行動する


獲物を  取るわけにはいかないから


代わりに  気を吸って


主人の下に  持って行く


あくまでも  犬は  どこまでも


主人に忠実で


それは  太古の昔から


犬の習性


見知らぬ人間と  たくさんすれ違う


住宅地の  犬の散歩や


人込みに  連れて行かれる  犬のお出かけは


犬にとっては  狩猟のようなもの


それは  人間の社会の縮図で


人間が  社会の中で  


お互いに  戦っているから


奪い合っているから


犬は  主人の  人間の気のとおり


忠実に


他人から  奪おうとする



人間の敵が


狩猟の対象が


集落の外にあって


互いに  争いも  略奪もなかった


縄文時代には


犬は  きっと


人から  気を吸ったりは


しなかったかもしれない



犬とねこ

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